「座りっぱなし」は体型や健康に悪影響! 日頃からできる対策で改善を
公開日:2019/10/19 / 最終更新日:2019/10/19
あなたは1日に何時間座っていますか? デスクワークが中心の方は8時間近く座りっぱなしということも少なくないでしょう。
「仕事以外の時間でも1日のうち6時間は椅子に座っている」という方は、さまざまな病気にかかるリスクを上昇させてしまう可能性があります。また、座りっぱなしの体勢は体型にも悪影響をもたらします。
そこで、日頃からできる座りっぱなしの悪影響対策をご紹介します。座っている時間が長い方はぜひ実践してください。
■座りっぱなしの知られざるリスクとは
日本人は世界的に見ても座っている時間が長いということが近年の調査で分かっています。長時間座り続けると血流が悪くなるため、心筋梗塞や狭心症といった病を引き起こすリスクが高まります。代謝機能も落ちてしまうため、血中に糖や中性脂肪などが溜まりやすくなり、糖尿病をはじめとした生活習慣病を引き起こす可能性もあるのです。
また、座りっぱなしの状態が続くとさまざまな病を誘発させてしまうだけでなく、筋力が衰えてお腹や腰回りに脂肪がつきやすくなり、洋ナシ型の肥満体型になりやすくなります。リンパの循環が悪くなってむくみやすくなり、足が太く見える原因にもなります。
まさに「百害あって一利なし」なのが座りっぱなしと言えます。
■今すぐできる座りっぱなしの悪影響対策とは
まずは、座りっぱなしで凝り固まった肩甲骨を緩めてあげましょう。椅子に座ったまま、指を鎖骨に当てて腕をぐるぐると回してください。これだけで、肩甲骨の動きが良くなり血流が改善されます。次は、かかとの上げ下げで筋肉を動かし血流を促進するストレッチです。椅子に座ったまま足の裏をしっかり床につけ、つま先を上げておろし、今度はかかとを上げます。この動作を10回繰り返しましょう。
足の血流の滞りを改善できるので、むくみの予防にも役立ちます。
■座りっぱなしにならないように定期的に立つことも大切
座ったままできるエクササイズをご紹介しましたが、座りっぱなしの悪影響を回避するためには定期的に立つことも大切です。
デスクワークだとどうしても座りっぱなしになりがちですが、1時間に1回だけでも立ち上がり、伸びをして体を伸ばしてあげましょう。コピーやファイリングなどの椅子から離れる作業をまとめずに、こまめに行うとよいでしょう。
また、座り仕事が多い方は、1フロアだけでもよいのでエレベーターを使わずに階段を上り下りするなど、意識的に体を動かすようにすると、さらに効果的です。