アトピーでも脱毛できる? 肌に負担をかけない方法とは
公開日:2019/10/15 / 最終更新日:2022/05/12
アトピー体質の方の多くが、ムダ毛の自己処理後の肌トラブルに悩まされているといわれています。アトピー体質だと肌のバリア機能が低いため、カミソリや毛抜きを使用すると、乾燥や赤み、かゆみなどが発生することがあるのです。
そのような状態だと、「脱毛したい!」と考える方も多いでしょう。そこで今回は、アトピー肌に脱毛は可能なのか、注意点などとあわせてご紹介します。
アトピー肌にも脱毛は可能
結論からいいますと、アトピー肌にも脱毛を行うことができます。美容皮膚科で行う医療レーザー脱毛は、毛根の黒い色素にのみ反応するレーザーを使用するため、肌に大きな負担をかけることなくムダ毛を除去できるのです。
むしろ、自己処理に用いるカミソリや毛抜きのほうが、肌に大きな負担をかけるため、アトピー症状の悪化を招くことがあります。ムダ毛の自己処理後に「肌が荒れる」「カサカサになる」という方も多いでしょう。そういった方にこそ、脱毛が適しているといえます。
脱毛できないケースとは
アトピー肌でも脱毛は可能ですが、色素沈着を起こしている部位には、脱毛を避けることがあります。上でもお伝えしましたが、脱毛に用いるレーザーは黒い色素に反応します。そのため、肌が色素沈着を起こして黒ずんでいると、そこにレーザーが反応し、火傷を引き起こしてしまう可能性があるのです。また、強い炎症が起きている場合も、炎症の悪化を招くことがあるため、脱毛を避けることがあります。
アトピー体質の方が脱毛をする際の注意点
アトピーであることをカウンセリングで伝える
アトピー体質の方は、必ず事前のカウンセリングで症状をお伝えください。「今は症状が落ち着いているから大丈夫」と思っていても、自己判断は危険です。過去の症状までお伝えいただくことで、万が一のトラブルを防ぐことができます。
ムダ毛の自己処理は電気シェーバーで
脱毛の施術を受ける直前には、ムダ毛をある程度短く切っておく必要があります。しかし、その際にカミソリを使用すると、肌を傷つけて炎症を引き起こし、施術を受けられなくなってしまうことがあります。
また、毛抜きによる自己処理も禁物です。毛抜きでムダ毛を抜くと肌に負担をかけるだけでなく、毛根までなくなるため、レーザーが反応しなくなってしまうのです。自己処理をする際は、カミソリや毛抜きを使わずに、肌に負担をかけにくい電気シェーバーを使用しましょう。
「アトピー肌には脱毛が負担になりそう……」と思っている方も多いかもしれませんが、実は度重なる自己処理のほうが、肌トラブルの原因になります。ムダ毛や肌荒れに悩まされないために、美容皮膚科での脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。