ワキ脱毛とワキガの相関性
公開日:2016/07/01 / 最終更新日:2020/12/23
この記事の目次
- ワキ脱毛でワキガになる噂は本当?
- ワキガの理由
- ワキガになったと感じる理由
- ワキ脱毛でワキガが気にならなくなることも
ワキ脱毛でワキガになる噂は本当?
「ワキ脱毛を行うことでワキガになる」という噂を聞いたことがありませんか?しかし、これは誤りです。
ワキ脱毛によってワキガになることはありません。
反対に、ワキガ治療で原因となる汗腺を取り除く施術を受けた場合には、毛根も共に取り除くことため、結果的に脱毛されることがあります。
ワキガの理由
ワキガは、毛穴の中にあるアポクリン腺から分泌された汗と雑菌が化学反応を起こすことによって臭いが生じる症状です。
光脱毛やレーザーで用いられる光線は、ワキガの原因となる「アポクリン腺」に影響を与えるものではありません。そのため、ワキの脱毛でワキガが悪化することも、ワキガを改善することもないのです。
ワキガを治すにはアポクリン腺の活動を弱める、もしくは外科的な手術でアポクリン腺を取り除く必要があります。
ワキガになったと感じる理由
ワキ脱毛を行うと、今まで毛に付着していた汗が直接肌に触れるようになります。それにより「今までよりも汗をかくようになった」と感じやすくなります。
また、ワキの汗に意識がいくことで、汗のにおいにも敏感になります。
その結果、普段と変わらないにおいであるにも関わらず、においが強まったように感じてしまうことがあるのです。
ワキ脱毛でワキガが気にならなくなることも
ワキ脱毛の施術そのものは、ワキガに影響を与えません。しかし、脱毛によって毛の量が少なくなることで、においが軽減される可能性は十分にありえます。
毛が多いと、汗による湿気がこもりやすくなり雑菌が繁殖しやすい環境になります。汗のにおいは雑菌が繁殖することにより発生するため、高温多湿な環境になるほど、においも強くなってしまうのです。
このような理由から、ワキの脱毛をおこない体毛を除去することによって、ワキガのにおいが軽減される場合もあります。
脱毛によって、ワキガを根本的に治療することはできません。しかし、ワキガの悪化予防や症状緩和には有効な手段といえるでしょう。