あざとは
公開日:2016/08/16 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 「あざ」って、一体なに?
- あざのタイプ1青あざ
- あざの種類その2赤あざ
- あざの種類その3 危険な病気が潜むあざ
「あざ」って、一体なに?
あざは、血管や皮膚の色素に何かの問題が起きることで、皮膚の一部が変色した状態です。
一般的には、打ち身の後にできる内出血によるあざが良く知られています。
しかし、内出血によってできるあざのほかにも、あざにはさまざまな種類があるのです。今回は、さまざまなあざの特徴や治療法などをご紹介します。
あざのタイプ1青あざ
青あざで代表的なものは、日本人をはじめとした黄色人種に多く見られる「蒙古斑」です。
蒙古斑は、年齢を重ねるにつれて徐々に消えて行くのが特徴です。しかし青あざの中には、自然に消失しない場合もあります。
蒙古斑は身体に害のないあざですが、顔や腕、足など人目につきやすい場所にある青あざは、悩みの種となる場合もあります。
目立つ青あざは、皮膚科や美容皮膚科、美容外科でのレーザー治療により改善が見込めます。
あざの種類その2赤あざ
皮膚に赤紫の色がつく「単純性血管腫」や、あざやかな色をしたイボ状の「苺状血管腫」などが代表的です。
その中でも生まれつきのあざである「単純性血管腫」は、大人になっても自然に治ることがありません。
額や口の周りにも好発するあざであるため、レーザーや外科的治療によって、幼いうちにあざを治療されるケースの多いあざです。
あざの種類その3 危険な病気が潜むあざ
「脱色したような白いあざができた」「生まれつきあったあざが急に大きくなった」また、「もともとあったホクロが、いつの間に左右対称になっていた」「あざから出血が起きた」などの症状や、もともとあったあざの変化には注意が必要です。
これらのあざには、皮膚ガンや神経の病気が潜んでいる可能性があるのです。
今回ご紹介したあざ以外にも、あざにはさまざま色や形状があり、時に「身体に異常が起きている」とサインを出していることがあります。気になるあざがある場合には、早期に医療機関を受診し適切な検査を受けましょう。