唇に急にできたほくろは皮膚ガン?ほくろのガンの見分け方
公開日:2016/08/21 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 唇にほくろはできるのか
- ほくろのガン
- 良性か悪性かを見分けるポイント
唇にほくろはできるのか
唇は体の他の部位と同様に、ほくろができる可能性は十分にあります。そもそも唇は皮膚自体が薄く、とてもデリケートです。特に下唇は日光の影響を受けやすく、紫外線を浴びているため、ほくろができやすくなります。
唇に急にほくろが出来た場合でも、ほとんどがシミの一種なので心配する必要はないでしょう。
ほくろのガン
ほくろの中でも、色素細胞が悪性化すると、メラノーマと呼ばる皮膚ガンの一種になります。顔以外のほくろは、悪性化する可能性が低いですが、顔の中でも、目のふち、唇、舌や口の中にできるほくろはメラノーマの危険性が高まります。
メラノーマは、発症後、急速に症状が進み、数カ月で体の他の部位に転移する可能性がある、大変危険なガンです。ただし、子供に出来ることはほとんどなく、主に30代以降の人に発症します。男女の性別は関係ありません。ほくろのガンは痛みなどを感じにくく、自覚症状も乏しいですが、ガンの範囲が大きくなってしまうと、切除手術を行っても完治しない場合もあるため、早期発見が重要でしょう。
良性か悪性かを見分けるポイント
ほくろは楕円形や丸型で、左右対称のキレイな形をしています。またほくろと肌の境界がはっきりと確認できます。
一方、ガンは、丸型のように形が整っておらず、肌との境界も曖昧で、シミのように広がっています。何もしていないのに出血をしていることもあり、出血している時にはガンである可能性が高まります。ほくろの直径はほとんどが6ミリ以下です。ガンが小さい段階では、見た目はほぼ一般的なほくろと変わりませんが、もしほくろの直径が7ミリを超えるようであれば、念の為皮膚科を受診した方が良いでしょう。
ほくろのガンは、臓器などのガンと違って目で見ることが出来るため、早期に発見することが可能なガンです。新しいほくろが出来た場合には注意を払い、万が一ほくろが急に大きくなったり、自然と出血していたりする場合には、専門家に確認したほうが良いでしょう。