口角ボトックスの副作用、回避できる?できない?
公開日:2016/08/27 / 最終更新日:2020/12/21
この記事の目次
- 口角ボトックスの副作用、回避できる?できない?
- ボトックスの役割そのものを理解しよう
- 適量、適切な頻度、医師の熟練技術、どれもが重要!
口角ボトックスの副作用、回避できる?できない?
口角の周辺筋付近にボトックスを注入することで、筋肉を自力で鍛えることなく、口角を上げることが可能です。口角の上がっている表情は人に安心感を与えます。一見手軽なプチ整形ですが、医療行為である以上安全性についてはどうなっているのか気になるところですね。副作用や施術時に気を付けておくべき点を整理していきましょう。
ボトックスの役割そのものを理解しよう
ボトックスは、他の部位にも注入される手軽なプチ整形としてあまりにも有名になりました。しかし、根本的な作用を理解されている方はまだまだ少ないのではないでしょうか。そもそもボトックスの作用とは、筋肉の働きを制限して萎縮させるものです。つまり、発達している筋力を弱めることで、表情を作る際に出てしまう頑固なしわの出現を抑制したり、既にできてしまった深いしわがこれ以上進まないようにしている間に、他の治療効果を高める手助けをする役割に当たります。ボトックスという薬剤が、しわそのものに作用しているわけではないということをまずは理解しておきましょう。
適量、適切な頻度、医師の熟練技術、どれもが重要!
いわゆる薬を体内に注入するわけですから、医師以外の施術はあり得ません。そして治療費は安価であればよいというわけにはいきません。安いということは何かしら理由があるのです。
ボトックスは、年齢や筋肉の付き方、骨格等々、個人差での「適量」や「注入角度・位置」があります。経験が浅ければ、医師であっても不適切な判断での施術が行われてしまう可能性もあるかもしれません。それにより考えられる副作用としては、噛む力が弱くなってしまったり、滑舌が悪くなってしまったりなど会話への影響が挙げられます。どちらも毎日の生活に直結する重要な副作用で、安易にボトックスを入れすぎてこのような事態が発生することは避けたいものです。
ボトックスを適量以上に注入してしまうと、筋力の萎縮は強まるため、このようなことが起きかねません。とはいえ、少なすぎれば、思っているような効果に繋がらないということになります。つまり、医師の施術経験は十分にクリニック選びで考慮すべき点です。また気を付けなければならないのは、クリニックによってはカウンセリング時と異なる医師が施術する場合もあるため、この点もきちんと把握しておく方が安心できるでしょう。