多汗症に効果のあるボトックス注射のメリット・デメリットを口コミQ&A方式で徹底解説!
公開日:2016/08/29 / 最終更新日:2020/12/21
この記事の目次
- 多汗症に効果のあるボトックス注射のメリット・デメリットを口コミQ&A方式で徹底解説!
- ボトックス注射によって得られるメリットとは?
- ボトックス注射によるデメリットって?
多汗症に効果のあるボトックス注射のメリット・デメリットを口コミQ&A方式で徹底解説!
夏の暑さもひと段落し、脇の汗じみともしばらくおさらば!という程度の量なら日常的なケアの範疇です。しかし、季節問わずシャツの色が変わるほどの量の脇汗を掻く方は、多汗症と言えます。そんな悩みを解決すべく、ボトックス注射があります。今回はそのメリットとデメリットをQ&A形式でわかりやすく解説していきます。
ボトックス注射によって得られるメリットとは?
Q:1年を通して、腕を伝ってくる程の脇汗の量で恥ずかしい思いをしています。デオドラント剤は流れ落ちて役に立たないし、汗脇パットを使用しているので袖なしのトップスは着用できず、人前でジャケットを脱ぐこともできずにいます。
ボトックス注射によってどの程度の効果が見込めるでしょうか?
A:「汗が出てきた!滴り落ちたら、気付かれたらどうしよう…」と気にすれば気にするほど止まらなくなります。これは交感神経が優位に働き、アセチルコリンという物質が異常に分泌されるため、脇汗の量も多くなるのです。アセチルコリンは、ボトックスによって抑制効果があり、脇汗の軽減に効果があります。効果を得られるだけの投与量や注射の範囲には個人差がありますが、これらが適切であれば、注入後1週間程度から十分な効果を享受できるでしょう。
Q:ボトックスを打つ量が多くなると、治療費も高額になると思うので、安い薬剤を選択しているクリニックにしようと思っているのですが……。
A:基本的に患者さまの負担は10割です。しかし、条件を満たしている、つまり医師の診察で「治療の必要性がある」と判断されるような症状であれば、保険適応が可能となることもあります。一般的な投与量を超えての注入でないと、効果が見られないといったような症状であるなら、それにあたる可能性が高いと思われますので、確認してみるとよいでしょう。
ボトックス注射によるデメリットって?
Q: 具体的に、ボトックス注入はどれくらいの頻度で必要なのでしょうか?一度に何か所も打たなければならないので、なるべく回数を減らしたいです。
A:ボトックスは、およそ4カ月~半年の持続効果があるので、目安として年2~3回が最適な頻度です。しかし、2年目以降は緊張度が緩和されて投与回数が減っても効果を感じられる方もいます。1年目は、まずは夏を乗り切るためにGW明け、GW明けの効果が薄れてくる秋口がお勧めです。この2度でも真冬にも汗が出るようなら一回プラスするとよいでしょう。
Q: 脇へのボトックスは厚生労働省の認可を受けていないと聞きました。怖いです。大丈夫なのでしょうか?それでも施術の決意をする場合、気を付けるとすればどのようなことでしょうか?
A: ボトックスは、元々顔面神経麻痺の治療に使用されていた安全性の高い治療法です。施術を行うのは医師であるため、脇へのボトックス注射を受ける場合には、担当医の施術経験を確認しておくと安心でしょう。