脇汗止めボトックス注射と脇脱毛、同時施術を推奨しないワケ
公開日:2016/09/04 / 最終更新日:2020/12/21
この記事の目次
- 脇汗止めボトックス注射と脇脱毛、同時施術を推奨しないワケ
- ボトックス注射のタイミングと同時施術を避ける理由
- 脇脱毛の頻度はどれくらい?開始時期は?
- 初年度の賢いスケジュールの組み方
脇汗止めボトックス注射と脇脱毛、同時施術を推奨しないワケ
どちらも夏の一大事であることには変わりありませんが、この二つの施術は同じ脇下へ行うため、医療レーザー脱毛であれば同時に行う医師はまずいません。それはなぜでしょうか?また、どちらを優先順位として先に考えればよいのかをまとめてみました。
ボトックス注射のタイミングと同時施術を避ける理由
脇汗止めのボトックスの注射は4、5月といわれています。なぜこの時期が良いかというと、ボトックスの効果が約4~6カ月であることから、逆算するとちょうどよい時期がこの頃になります。
ボトックス注射は1箇所に集中して薬剤を注入するわけではなく、汗を止めたい範囲の複数か所に接種します。通常の予防接種等を行った場合を思い出して欲しいのですが、人により副反応といって、接種部分が赤く腫れ上がったり、痒みが出たりします。これは、薬剤による反応であることが容易に判断できます。しかし、その箇所に更にレーザーが加わって、反応が出た場合はどうなるでしょうか。判断ができませんから、いずれも次回の施術に影響が出かねません。これが、同時施術を避けた方がよい理由です。脇脱毛の頻度はどれくらい?
開始時期は?
脇に限らず、体毛は「毛周期」があります。この毛周期サイクルに合わせて施術することで、より効果的に毛根にダメージを送ることができるのです。
では、その回数はだいたいどれくらいなのでしょうか。医療レーザー脱毛の場合、医療行為として認可されている周波数で行われます。当然ですが、医療行為ですから医師のみが施術可能で、レーザーの強さは一般的に美容エステサロン等と比較すると雲泥の差です。つまり、医療レーザーの方が毛根への伝達がより確実であるため、全体の回数も5~6回と少なくて済むのです。
ただし一度で全ての毛を処理することはできないため、表面下にはまだ一度も処理されていない毛が夏の間も容赦なく表面に出てきます。夏場の煩わしさを避けるためにも、脱毛の開始時期は秋から冬が最も推奨されています。
初年度の賢いスケジュールの組み方
詳細については、ここまでの説明でおわかりいただけたと思います。最後に、脇の脱毛と汗止めボトックス注射のスケジュールをまとめてみましょう。
- ・秋~初冬:レーザー脱毛開始(1回目)
- ・1回目の2~3カ月後:レーザー脱毛2回目、3回目(以降のペース)
- ・GW~GW明け:ボトックス注射
- ・ボトックス注射から2週間程度開けて:レーザー脱毛3回目以降
初年度は、約1年間のスケジューリングを行うと、夏にはどちらの悩みも乗り切れることになります。
ただし、日ごろから汗の量が多い方はボトックス注射の時期を少し前倒しして、8月頃に1回追加すると秋終わりまで安心です。自分に合った治療スケジュールを医師と相談して決めてみてはいかがでしょう。