知っておきたいボトックスの副作用
公開日:2016/09/22 / 最終更新日:2020/12/21
この記事の目次
- 「ボトックス注入」にも副作用がある
- ボトックスの副作用1 スポックブロー
- ボトックスの副作用2 無表情
- ボトックスの副作用を回避するためには、施術前のカウンセリングが重要
「ボトックス注入」にも副作用がある
ボトックス注入は、しわやたるみ、ワキガや筋肥大解消など、さまざまな美容効果が期待できる「プチ整形」です。 切開の必要がないため、美容整形がはじめての方でも挑戦しやすい施術のひとつですが、ボトックス注入にも副作用があります。今回は、ボトックス注入の副作用についてご紹介します。
ボトックスの副作用1 スポックブロー
ボトックスには、発達し硬くなった筋肉を緩める作用があります。しかし、目の周りや眉間への注射部位をあやまると、表情筋のバランスが崩れ「スポックブロー」を起こす可能性があります。 スポックブローは、主にしわ治療のため額や眉間にボトックスを注射した際に起こる副作用であり、眉毛が不自然に挙上してしまった状態です。 スポックブローの副作用が起きやすい方の特徴としては、「額や眉間に余分な皮膚が多い方」や「65歳以上の方」などがあげられます。
ボトックスの副作用2 無表情
複数の表情筋が強調して働くことによって、喜怒哀楽をはじめとした豊かな表情を作り出すことが可能です。 ボトックスは、神経伝達物質を抑制することで、特定の筋肉の働きを抑えます。そのため、治療のターゲットである筋肉にボトックスが適切に注入されない、または薬液の量が多すぎると、表情をうまく作れなくなる「無表情」という副作用が生じます。 左右対称に無表情になる場合もあれば、右側のみ、口元のみなど左右非対称に無表情になる場合があり、パターンはさまざまです。
ボトックスの副作用を回避するためには、施術前のカウンセリングが重要
ボトックス注入は、注射のみで施術が完結するため、はじめての方でも受けやすい施術法です。しかし、ボトックスは神経を麻痺させる作用があるため、注入場所を誤れば今回ご紹介したような副作用が生じる危険性があります。
ボトックス注入を行う際には施術実施前に、担当医と治療ゴールや副作用のリスクを話し合い、よく理解、納得した上で治療に臨みましょう。