早めの予防が肝! 毎日できる外反母趾予防
公開日:2019/08/10 / 最終更新日:2022/05/19
外反母趾の痛みで悩む女性や、将来なってしまうのではないかと不安を抱えている女性は少なくありません。しかし自分の足に合った靴を履くなど対策を行えば、外反母趾を防ぐことができます。
今回は女性に多い悩みの一つ、外反母趾の症状や効果的な予防法についてご紹介します。
外反母趾の症状とセルフチェック
外反母趾は悪化すると手術が必要となる場合もあります。まずは外反母趾の症状と原因を探りましょう。
・外反母趾の症状と原因
外反母趾の母趾とは親指を意味し、足の親指が変形した状態のことをいいます。私たちの足には土踏まずと呼ばれる内側縦、外側縦、横の計3つのアーチが存在し、アーチがしっかりと機能することで歩行の際の衝撃を吸収しています。このアーチが崩れると、足の裏が歩行の衝撃をうまく吸収できなくなり、負荷を感じた親指が変形してしまい外反母趾を発症します。
アーチの崩れには加齢も関係していますが、普段履いている靴も大きく関係しています。たとえば先の細いパンプスやハイヒールを履くと、靴の先端に足の指がぎゅっと押し付けられ親指を圧迫してしまうため、曲がりやすくなるのです。
・外反母趾のセルフチェック
自分が外反母趾か否かを見極めるには、足の形をチェックするのが最もわかりやすく簡単です。真上から足を見たときに親指が小指の方へ変形し、親指の付け根あたりにコブのようなものができていたら外反母趾の可能性が高いと考えましょう。
また、足をそろえて左右の親指の間に手の指が何本入るかをチェックしてみましょう。指が1本入る場合は外反母趾予備軍、2本入ると外反母趾です。
早めの予防が効果的
外反母趾は正しい靴を選ぶことや足の体操を行うことで予防できます。大切なのは、早い段階で予防や対策を行うことです。
・正しい靴を選んで予防
外反母趾を予防するうえで正しい靴を選ぶことはとても重要です。大前提として自分の足のサイズにぴったりと合う靴を選ぶことを意識しましょう。
つま先のとがった靴は親指が曲がりやすいため、つま先が窮屈に感じる靴は避けるのがベストです。靴を履いたときに5本の指がしっかりと伸びていることが大切です。
さらに、土踏まずの部分がフィットする靴を履くことで足のアーチを崩さず、靴の先端に指が押し付けられるのを防げます。
・足の指の筋力アップ
足の指を鍛えることは外反母趾の予防として有効です。裸足になり、足の指に力を入れてグー・チョキ・パーの形にすると指1本1本に力が入り、指の筋力アップにつながります。
健康な足をキープするためには靴や歩き方に気をつけるのはもちろん、日頃から自分の足を観察する癖をつけることも大切です。正しい靴と気軽にできる足の指エクササイズで外反母趾を予防しましょう。