おいしくて栄養満点の夏野菜……でも美容のためには食べ方に要注意?
公開日:2019/07/31 / 最終更新日:2022/05/19
トマトやキュウリなどの夏野菜は、暑い季節においしいうえに、栄養も豊富に含まれています。生で気軽に食べられるものが多いため、サラダにして毎食食べている、という方も多いでしょう。しかし体が冷えがちな女性は、食べ方に少し注意が必要です。その理由を、美容のために意識したい夏野菜の食べ方とあわせてご紹介します。
夏野菜の食べ方には注意が必要!? その理由とは
夏野菜は体を冷やす
夏野菜には利尿作用のあるカリウムが豊富に含まれているため、夏の火照った体を冷やしてくれるというメリットがあります。しかし現代人は、夏でもエアコンのきいた部屋で過ごしているうえに、アイスやジュースなどの摂取が増えることから体が冷えやすくなっています。その状態で夏野菜を食べ過ぎると、体の冷えが悪化する恐れがあるのです。
冷えが悪化すると肌荒れなどの原因に
冷えが悪化すると血液の流れが悪くなり、新陳代謝に必要な酸素や栄養が全身に届きにくくなります。その影響で、肌荒れやくすみなど、さまざまな肌トラブルを招く危険性があるのです。
また、冷えが長引くと自律神経やホルモンバランスにまで悪影響を与えます。生理不順や生理痛の悪化など、体調不良の原因になることもあるため注意が必要です。
美容のために意識したい夏野菜の食べ方とは
加熱して温かい状態で食べる
夏野菜で体を冷やさないためには、生で食べすぎないことが大切です。たくさん食べたい場合は加熱をし、スープや煮物などで食べることをお勧めします。温かい状態で食べれば内臓が温まり、さらに冷えを防ぐことができます。
ただし加熱すると酵素やビタミンCなどが損失してしまうため、生野菜も適度に食べるようにしましょう。
体を温める食べ物と一緒に食べる
体が冷えやすい人は、体を温める食べ物を夏野菜と一緒に食べることをお勧めします。体を温めるタンパク質が豊富な肉、魚、卵、チーズ、納豆などと組み合わせて食べれば、栄養のバランスも良くなります。
その他、生姜、唐辛子、黒酢、味噌なども体を温めます。味付けに積極的に取り入れてみましょう。
体を冷やす食べ物は控えめに
夏野菜を食べて、さらに体を冷やす食べ物まで食べると、体の冷えが悪化してしまいます。特に清涼飲料水やアイスクリームなどは、体を冷やすうえに糖質を摂りすぎる原因にもなります。夏はこのような口当たりのいいものを食べてしまいがちですが、夏野菜とのバランスを考えて控えるようにしましょう。
夏野菜にはカリウムの他にも、ポリフェノールやビタミンなど、さまざまな栄養が詰まっています。調理方法や他の食べ物との組み合わせを工夫して、体を冷やさない食べ方を心掛けましょう。