【女性の大敵】埋没毛が出来る原因と5つの対策方法
公開日:2017/03/20 / 最終更新日:2019/08/25
夏場の肌トラブルの中でも、ムダ毛処理が原因で発症する埋没毛はとても厄介な存在です。
埋没毛はどのようなメカニズムで発症し、皮膚の中で成長してしまうのでしょうか?
今回は、埋没毛が出来る原因と対策についてご紹介します。
どうして埋没毛が出来るの?
埋没毛とは、その名の通り皮膚の中に埋まった状態で成長してしまっているムダ毛のことです。
顔・腕・足などさまざまな場所にでき、場合によっては炎症を起こして痛みが生じることもあります。
埋没毛の主な原因は、ムダ毛の自己処理により肌が傷つきカサブタが出来てしまうこと。
カミソリや毛抜きでムダ毛処理をするのが一般的ですが、これらはどれも一時的にムダ毛の無い状態を作るに過ぎません。
カミソリを滑らせてムダ毛を処理する際に誤って皮膚を切ってしまうとその部分にカサブタが出来ます。
しかし、そのカサブタの下には毛穴がありムダ毛もある状態なので、治癒する前にカサブタの下でムダ毛が成長してしまうのです。
また、毛抜きでムダ毛処理した場合は毛穴自体に負担がかかり、肌が炎症を起こして毛穴の出口が塞がってしまうケースもあります。
この際も皮膚の中で無駄毛の成長が進んでしまうので、埋没毛が知らぬ間に出来てしまうのです。
どうしたら良いの?埋没対策方法
埋没毛のケア方法、予防・対処方法は分からないという方も多いのではないでしょうか?
皮膚内部のトラブルなので、意識してケアを行わないと炎症が悪化してしまう可能性もあります。
オススメの埋没毛対策方法は以下の5つです。
1. 古いカミソリは使わない
カミソリは、一度使用するとどんどんと状態が劣化していきます。
常に良い切れ味を保ち、肌への負担を減らすためにも月に1度はカミソリを交換しましょう。
また良い切れ味を長持ちさせるために、保管場所は湿気の多いお風呂場ではなくリビングなど別の部屋に移動させてください。
- 2. 往復剃りはNG
刃の切れ味が悪くなった・深剃りしたいなどを理由に、同じ部位を何度もカミソリで往復するのは避けましょう。
いくらクリームやボディソープで滑りを良くしていても、何度も往復してしまうと肌の負担はより大きくなり角質が傷ついてしまうことがあります。
特に皮膚が薄く毛が太いワキや太ももなどは往復剃りをすると埋没毛のリスクが上がるので注意してください。
- 3. 処理後はしっかりと保湿
無駄毛を処理した後は、入浴後5分以内に保湿ケアを行いましょう。
角質層を刺激された肌は乾燥が進みやすいので、乾燥が進む前にしっかりと潤いを補充してあげてください。
化粧水で潤い補給をした後に、乳液やクリームで潤いにフタをすることをお勧めします。
またムダ毛処理の頻度ですが、毎日では肌の負担が大きすぎるので、多くても3日に1回程度に留めておきましょう。
- 4. 埋没毛処理は丁寧に
埋没毛が出来てしまった場合は、出来るだけ早期に肌から取り出しましょう。
自分で処理を行う場合は、ピンセットや針をあらかじめ消毒し、ホットタオルなどで患部を温めて皮膚を柔らかくしてから行うことをお勧めします。
皮膚の中から埋没毛を出したら、消毒と保湿を徹底してください。
また、取り出しにくい埋没毛は無理をせず、皮膚科などの専門機関に相談しましょう。
- 5. 美容皮膚科に相談
埋没毛は、主にムダ毛のセルフ処理が原因の場合が多いです。
肌の負担を減らし埋没毛を防ぐためにも、美容皮膚科での脱毛などで無駄毛の生えてこない肌を作るのも一つの手でしょう。
埋没毛は、完治した後も痕が残ってしまうこともあります。
綺麗な素肌を守るための対策は、忘れずに行っていきましょう。