秋になると「敏感肌」なる人が増える!?
公開日:2017/03/28 / 最終更新日:2019/08/25
これまで夏特有の環境に合わせた「夏のスキンケア」について多くご紹介してきましたが、秋に入ると今度は「秋という季節に合わせたスキンケア」をしていく必要があります。
特に秋から冬の季節にかけて注意していただきたいのが「敏感肌」です。
実は秋になると肌が急に敏感肌になってしまう人がいるというのですが、それはなぜなのでしょうか?
そもそも敏感肌とは?
敏感肌という言葉は医学的に定義された用語ではないのですが、一般的には「化粧品や金属類、洗剤などの物質に過敏に反応して、赤くなったり肌トラブルが起こったりしやすくなった肌」のことを総称して敏感肌と呼んでいます。
また敏感肌には明確な定義がないことから、人によって原因や症状の内容も異なってきます。
一方で敏感肌になった人の共通点としては「健康な人の肌に比べて、外部刺激から肌を保護するバリア機能が低下して肌が本来の機能を果たせなくなっている」という点が挙げられます。
秋に敏感肌になる人が増える理由
秋になると敏感肌になる人が増えるのは「気温や湿度が急激に変化することで皮脂の分泌量が減少して、肌のバリア機能が低下してしまうから」であるといわれています。
実は夏は気温と湿度の両方が高いことから体温を逃がしやすくて代謝にも良いため、どちらかといえば肌にとっては良い季節であるといえます。
しかし秋から冬にかけてはだんだん気温が下がって空気が乾燥していきます。
肌はそれに合わせて水分や体温を逃がさないように変化していくため、その過程で肌の調子が悪くなって敏感肌になる人が多く出てきてしまうのです。
そのため秋の内に正しいスキンケアをしておかないと、冬にはさらなる肌荒れを引き起こしてしまうかもしれないのです。
秋の敏感肌を防止する方法
秋が深まっていくにつれて、肌は少しずつ皮脂分泌量が低下したり乾燥しやすくなっていくため、敏感肌にならないためにはその変化に合わせたスキンケア方法をしていくことが大切です。
そこで「洗顔料は夏に使っていたものより洗浄力の弱いものに替える」「洗顔に掛ける時間を少し短くする」「化粧品は刺激や負担が強くないものを選ぶ」というように、夏と違ったスキンケアをすることで肌にダメージを与えないようにしていきましょう。
肌の状態は季節の変化に合わせて少しずつ変わっています。
それぞれの季節に合ったスキンケア方法を実践することで、一年中キレイな肌をキープしていってくださいね。