いつまで使える? 化粧品の使用期限について正しく知ろう
公開日:2019/05/04 / 最終更新日:2022/05/23
化粧品には使用期限が表示されていないことが多いですが、いつまで使えるのかご存知ですか? 成分や保存状態でも違いますが、化粧品は永久に使用できる訳ではありません。
大まかな使用期限がどれくらいなのかを知っておきましょう。
アイテム別の使用期限
化粧品は日が経つにつれて、酸化が進み雑菌が繁殖してしまいます。未開封と開封済み、保管場所の気温や湿度、液状か粉の状態なのかでも傷み方の速度は変わってきます。
・スキンケアアイテム
洗顔料や化粧水、乳液といったスキンケアアイテムは半年以内です。
水分が多いため雑菌繁殖がしやすく肌に直接触れるため、古くなると肌トラブルを起こしやすくなります。早めに使いきるようにしましょう。
・ベースメイクアイテム
化粧下地、コンシーラー、リキッドファンデーションなどのベースメイクアイテムは半年以内です。
ファンデーションはパウダーに比べリキッドの方が水分が多く雑菌の繁殖が早まるため、注意が必要です。
・チーク
水分や油分の多いクリームチークは半年以内、乾燥しているパウダーチークは1年以内です。
ファンデーションの上からつけるものなので直接肌につけることは少ないですが、比較的広範囲に使用するため、品質が低下したものは避けましょう。
・アイメイクアイテム
マスカラやアイライナーのリキッドタイプは3ヶ月以内、ペンシルタイプは1年以内です。
アイシャドウはクリームタイプが半年以内、パウダータイプは1年以内が期限です。
アイライナーは目の周囲の粘膜といったデリケートな部位に使用するので、涙に含まれる雑菌が付着しないよう注意が必要です。
・リップメイクアイテム
粘膜に近く薄い唇に使用するグロス、口紅は3ヶ月以内です。唾液が付着しないよう、清潔を保つことが必要です。
品質を保つための保管・使用法
・保管方法
湿度が高く雑菌が繁殖しやすい時期は化粧品の持ちが悪くなります。直射日光が当たる場所、高温になりやすい場所なども保管には不向きです。
冷蔵庫に保存する場合は庫内を清潔に保ち、食品が付着しないように注意しましょう。
・使い方
クリームなどは小さなスプーンやスパチュラですくう、口紅はリップブラシを使用し直接指や肌に触れないこと、更に使用後はきちんとふたを閉めることも大切です。また、メイク時に使用するスポンジやブラシ類は、こまめに洗うなどして清潔に保つようにしましょう。
古い化粧品を使用するのは肌にとって良いことではありません。使用期限内でも変色やにおいの変化、分離など明らかな品質低下が見られる場合は使用を避けましょう。