意外と知らない? 「しわ」の種類とその原因
公開日:2017/07/04 / 最終更新日:2019/08/23
しわの原因は主に乾燥と紫外線と加齢の3つがあります。乾燥と紫外線は、保湿や日焼け止めなどのケアで予防をすることが可能です。加齢によるしわを予防するためには、規則正しい生活やバランスの取れた食事、適度な運動など、健康な生活を送ることが大切になります。
また、猫背でうつむき加減の姿勢を続けることは、肌をたるませてしまい、やがてしわになってしまう恐れがあるので注意が必要です。日々のケアだけでなく、正しい姿勢や生活習慣を意識するようにしましょう。
小じわ、ちりめんじわ
皮膚の表面にできる浅いしわを小じわやちりめんじわと呼びます。
しわの中でも初期の段階のもので、日々のケアによって改善することも可能です。
特に小じわができやすいのは目元や口元など皮膚の薄い部分。角質層が乾燥することによって発生するしわで、若い方にも見られます。乾燥だけでなく過度なダイエットや栄養失調など、健康状態が悪化した時にも現れることもあり、しわが表れた際には因果関係を考える必要があるでしょう。
ちりめんじわとは細かいしわが集まった状態のこと。ちりめんとは織物のことを指し、織物の表面の凹凸としわの凹凸が似ていることからちりめんじわと呼ばれるようになりました。1つのしわは小さいものの、密集することで大きな目立つしわへと変わってしまうため、細かなケアを心掛けましょう。
表情じわ
表情じわとは、表情を作った時に眉間や目元、口元にできるしわのことを指します。表情を戻してもしわが消えずに残ってしまうのが特徴です。顔にはいくつもの表情筋があり、私たちは日々多くの表情筋を使い表情を作っています。しかし、同じ場所の表情筋を何度も動かすことでしわが固定されるようになり、元に戻らなくなってしまうのです。表情筋は本来一時的にできるものなのですが、加齢などで肌に弾力がなくなるとしわが固定化し消えなくなるのです。
ほうれい線
一度できるとなかなか消えないのがこのほうれい線です。口元に線が一本あるだけで5歳老けて見えるといわれているので注意が必要です。このほうれい線は頬の皮膚が下がることで発生します。その状態で皮下脂肪が増えてしまうと、脂肪の重みでほうれい線がさらに濃くなってしまうこともあります。
口周りの表情筋を鍛えることで、ほうれい線を改善することが可能です。
大じわ
しわの最終形がこの大じわと呼ばれるものです。皮膚の表面にのみできる小じわとは異なり、真皮層までしわが刻まれてしまっているため改善するのは簡単ではありません。
真皮にはコラーゲン繊維やエラスチン繊維が存在し、これらの線維が肌の弾力を保っています。しかし、加齢によってコラーゲンが減少し弾力が失われることで、深いしわが消えなくなってしまうのです。
加齢だけでなく紫外線もしわの原因となりますので、普段から紫外線予防をしっかりと行うことが大切です。