ダイエットの成功率が上がる「生理中の過ごし方」とは
公開日:2018/04/29 / 最終更新日:2022/07/19
生理中は、普段と同じダイエット方法をしていても効果が出にくかったり、かえって太ってしまったりという経験のある女性も多いはず。生理中のダイエットで大切なのは、体の変化に合わせた生活リズムにすること。
なぜ生理中はダイエットの効果が出にくいのか、そして生理中にどんな過ごし方をすればリバウンドを防げるのか、スリムな体を手に入れるために詳しく掘り下げてみましょう。
生理中は1ヶ月の中でも「太りやすい」期間
生理中女性は、ホルモンの影響で「体内に水分を溜め込みやすくなる」と言われています。いつもより体のむくみが現れやすく、さらには体重が2~3キロ増えてしまうこともあるのです。
また、生理前や生理中は精神状態が不安定になりがちですよね。これもホルモン変化の影響なのですが、イライラを紛らわすために過食してしまうと、体重増加につながってしまいます。
過激ダイエットはNG! 生理中の無理は禁物
「生理中でも運動や食事制限を続けてダイエットを頑張る!」という女性もいることでしょう。しかし生理中はもともと体が冷えやすく、代謝が低下する時期です。無理に痩せようとすると体の冷えが酷くなって、かえって太りやすい体質になってしまいます。
そのため、生理中の過度のダイエットは禁物です。無理な運動や食事制限は避け、「太らない」努力をすることが重要。以下のようなポイントに気を付けて、しっかりとケアをしましょう。
・塩分を控えてカリウムを摂る
生理中はもともとむくみやすい期間ですが、塩分を摂りすぎるとさらにむくみが酷くなってしまいます。食事の塩分量を控えめにして、体内の塩分を排出させるカリウムを多く摂るようにしましょう。カリウムは納豆や豆乳などの大豆製品、海藻類、バナナ、きゅうりなどに多く含まれています。ただしバナナやきゅうりは体を冷やしてしまうので、大豆製品や海藻類で摂るほうがお勧めです。
・よく噛んで食べる
よく噛んで食べると満足感が得やすくなるため、生理中の過食を防ぐことができます。「ついつい噛まずに食べてしまう」という場合は、自然と噛む回数が増える根菜類や肉類をメインに食べるようにしましょう。歯ごたえのある食べ物をゆっくり食べることで、満腹になりやすくなりますよ。なお、麺類や柔らかいパンなどは咀嚼回数が少なくなるため、過食しがちな時は避けることをお勧めします。
・ヨガやウォーキングをする
生理中にジョギングなどの激しい運動をすると体に負担を与えるため、ヨガやウォーキングなど、軽めの運動を行いましょう。どちらも自律神経を整える作用があるため、生理中のイライラ解消に効果的です。もちろん代謝をキープしたり脂肪を燃焼したりする効果もあるため、体重の増加も防ぐことができます。
・アロマを取り入れる
アロマテラピーにはリラックス効果の他、ホルモンバランスを整えたり、血行を促進させたりする効果が期待できます。特に生理前~生理中にかけては、ローズゼラニウムやグレープフルーツの香りがお勧めです。気分の落ち込みを防いだり過食を抑えたりする効果があるため、リバウンド予防につながりますよ。
生理中の女性は、心身共にデリケート。過度なダイエットで不健康にならないよう、無理なくダイエットを続けましょう。