爪にカビが!? 覚えておきたい「グリーンネイル」の原因と対処法
公開日:2018/05/03 / 最終更新日:2022/07/14
ジェルネイルやスカルプチュア、つけ爪などでネイルアートを楽しんでいる女性は多いもの。中には、「ネイルオフしたら、爪が緑色に変色していた!」 という経験がある方もいるのではないでしょうか。
今回は、ネイルアートが招いてしまうトラブル「グリーンネイル」の原因と対処法について詳しくご紹介します。
グリーンネイルとは?
「グリーンネイル」とは、爪の組織に緑膿菌やカンジダ菌が繁殖し、爪にカビが生えてしまった状態。ジェルネイルやスカルプチュアを長期間付け続けることで自爪との間に隙間ができ、隙間に水や湿気が溜まることで菌が繁殖してしまうのです。水仕事が多い方、指先を使う仕事でネイルが破損しやすい方などは、グリーンネイルになるリスクが高いといわれています。
痛みなどの症状が出るわけではないので、気付くのが遅れてしまうという女性も少なくありません。しかし、放置していると爪の変色が進み、剥離が起きたり化膿したりしてしまうことも。また、グリーンネイルになった状態で目などに触ることで、雑菌が粘膜に入り込んでしまう危険性もあるので注意が必要です。
グリーンネイルになってしまったら
グリーンネイルになってしまった場合は、ネイルアートは一度お休みするようにしましょう。指先を清潔な状態に保ち、爪が伸びてグリーンネイルの部分がなくなるまで様子を見るのがベストです。軽度の場合は表面を軽く削って除去することも可能ですが、進行してしまっている場合には、削りすぎて炎症を起こしてしまう危険性もあるのでお勧めできません。あまりにも症状が酷い場合には、皮膚科などを受診して、抗真菌薬を使った処置を受ける必要があります。
グリーンネイルを予防する方法
グリーンネイルに対策するためには、指先を常に清潔に保ち、水や湿気が溜まらないよう乾燥した状態を保ってあげることが大切です。ただし、指先があまりにも乾燥しているとネイルの浮きを早め、グリーンネイルの原因となる自爪との隙間を生むことに繋がるため、ハンドクリーム等を使って保湿してあげるのがポイントとなります。
また、ジェルネイルやつけ爪の交換時期は必ず守り、もしもネイルが浮いてしまった場合には放置せず早めに外すようにしてください。セルフネイルを行う際は、指先をしっかりと消毒し、ネイルが浮いてこないよう丁寧に下準備を行いましょう。
いかがでしたか? グリーンネイルは悪化するまで放置せず、早めに対処するのが鉄則です。
ネイルを思いきり楽しむためにも、健康な爪の状態をキープしていきましょう。また、グリーンネイルはネイル道具などを使って移ってしまう場合もあるため、技術の高いネイリスト、信頼できるサロンを見つけることも重要ですよ。