環境の変化も原因に! ストレスで春ニキビができるメカニズム
公開日:2017/01/07 / 最終更新日:2019/08/20
「毎年、春になるとニキビができてしまう」という方はいらっしゃいませんか?
特にニキビ肌というわけでなくても、春になると肌の調子が狂ったりニキビができたりしてしまう方は多いものです。
春にニキビができやすくなる理由には、花粉やほこりなど外的刺激の影響もありますが、意外と大きな原因となるのが環境の変化などに伴う精神的ストレスです。
美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 大野由美医師が、精神的ストレスでニキビができる理由についてお伝えします。
ストレスが春のニキビの原因に!
新年度がスタートする春は、就職や進学、人事異動などで環境や生活パターンが大きく変化する方が多い季節です。
こうした環境の変化というのは、誰にとっても多かれ少なかれストレスとなります。自分ではストレスを感じているという意識がなくても、実は精神的な負担となっている場合も多いものです。
私たちの身体は、ストレス感じると男性ホルモン「アンドロゲン」や、神経を興奮させるホルモン「ノルアドレナリン」などの分泌が増えます。これらの分泌量が増加すると皮脂の分泌が過剰に促され、毛穴を詰まらせニキビの原因となってしまうのです。
口の周りやあご、フェイスラインなどの男性のひげが生える箇所にできるニキビは、女性の場合でも、ストレスによる男性ホルモンの増加が原因かもしれません。
春ニキビの予防・改善方法は?
春のニキビ対策には、洗顔できちんと汚れを落とすことや保湿・紫外線対策などのスキンケアも重要ですが、ストレスと上手に付き合うことも大切なポイントとなります。
新生活でストレスがどうしても多くなりがちな時期なので、なるべくリラックスできる時間を作るようにしましょう。
ゆったりとお風呂に浸かったり、アロマテラピーや音楽などでリラックスすることで自律神経のバランスが整い、ストレスに強くなります。
また、質の良い睡眠を取ることも大切です。良い睡眠がストレス対策になるのはもちろんですし、肌のターンオーバーを整えることでニキビの予防・改善にも役立ちます。
ストレスを感じがちな春。ニキビができたことがさらなるストレスにつながったりしないように、できるだけ肌に優しい生活を心掛けましょう。