「ヒートショックプロテイン入浴法」で身体も肌も元気に!
公開日:2016/12/16 / 最終更新日:2019/08/20
美容に良い入浴法と言えば、39度ぐらいまでのぬるめのお湯にゆっくりと浸かってリラックス&血流促進効果を期待するのが一般的。もちろんこの入浴法も効果的なのですが、週に1~2回はちょっと別な入浴法を取り入れてみるのもお勧めです。
その入浴法とは、最近注目されている「ヒートショックプロテイン入浴法」です。その入浴方法や効果をご紹介します。
「ヒートショックプロテイン」って?
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、私たちの身体の中で作られるたんぱく質の一種です。
ストレスによって傷ついた細胞を修復したり、免疫細胞の働きを高めたりする働きがあり、身体を健康に保つことを助けてくれる存在です。
さらにHSPには紫外線によるダメージを修復してコラーゲンの分解を防ぐ働きや、良質なコラーゲンを作る働きもあり、しわやたるみなどの予防改善にも効果が期待できるのです。
入浴でヒートショックプロテインを増やそう
HSPは、身体に熱によるストレスが加わることによって体内で作られる量が増加することがわかっています。病気などで発熱した時に作られることで身体を守ってくれているわけですね。
では病気で発熱した時にしか増やすことができないのかと言うとそうではなく、「入浴によって体温を上げる」という方法があるのです。それが「ヒートショックプロテイン入浴法」です。
正しい「ヒートショックプロテイン入浴法」
効果的な入浴のためには、入浴中の体温を意識したいところですので、舌下で体温を測れる体温計を用意しておきましょう。
しっかりと水分補給してから、40℃~42℃ぐらいに温度設定したお湯に浸かります。10分ほど浸かっていると体温が上がってきます。
HPSを増やすには体温が38℃になるのが理想とされていますが、平熱が低い人は平熱プラス1.5℃ぐらいを目安にしてくださいね。
合計で15分から20分程度浸かって目標の体温になっていれば終了です。
入浴後は身体を冷やさないようにして、10~15分程度安静にしましょう。
ヒートショックプロテイン入浴を行ってから2日後がHSPの効果が最大になると言われています。
週に1~2回この入浴法を取り入れることで、健康維持と美肌作りに役立ててみてはいかがでしょうか。