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【基礎知識】ムダ毛脱毛する時にタトゥーがあっても大丈夫?

公開日:2018/08/07 / 最終更新日:2022/06/20

大野 由実大野 由実先生

【基礎知識】ムダ毛脱毛する時にタトゥーがあっても大丈夫?

今や、若者の間でファッションの一部と化している「タトゥー」。小さいデザインのタトゥーやホワイトタトゥーなど、オシャレの一部として取り入れる人も増えてきました。
一方、タトゥーを入れている人が制限されるものごとは少なくなく、保険の加入やレジャースポットなどではタトゥーを入れていると「入れない」「禁止」といったこともあります。
まだまだリスクがあるタトゥーですが、脱毛をするときには問題なく施術できるのでしょうか?

タトゥーがあると脱毛がNGなケースがある?

タトゥーは、皮膚の奥深くにインクを入れることで肌へ半永久的に模様を残します。現在脱毛の主流となっているのはレーザー脱毛や光脱毛で、これらはムダ毛を作り出す「毛母細胞」に熱処理をして毛根を衰退させます。毛根へ確実にダメージを与えるために、レーザー脱毛や光脱毛では黒いメラニン色素に反応して照射されるのです。
そのため、タトゥーが入っている場所に施術を行うと、タトゥーのインクをメラニン色素と判断して照射されてしまうことがあります。これはほくろやシミなども同じで、直径の大きいシミやほくろ部分はテープで保護し、その部分は照射しないことが多いです。

タトゥー部分に照射されてしまうと肌の火傷につながるケースがあるので、レーザー脱毛や光脱毛を行っているクリニックやサロンでは「タトゥーをしている範囲」の照射を断られることがほとんどです。
タトゥーから離れている部分の脱毛施術はしてもらえますが、クリニックやサロンごとにタトゥー部分より○cm以内は施術をしない、などの規定があることも。既にタトゥーが入っている女性は、カウンセリングの段階でタトゥーがあることを申告し、どの程度の範囲で施術をしてもらえるのか確認しておきましょう。

タトゥーがあっても可能な脱毛方法

主流となっているレーザー脱毛、光脱毛ができない以上、タトゥーのある部分の脱毛は自己処理を続けるか、ほかの脱毛施術を受けるしかありません。
タトゥー部分にも可能な脱毛施術は、いわゆる「ニードル脱毛」と呼ばれるもので、ムダ毛部分に直接針を刺して電気を流す脱毛方法です。電気針脱毛・絶縁針脱毛・針脱毛などとも呼ばれており、レーザー脱毛などの光を使った脱毛法が普及する前は日本でも親しまれ、50年以上も歴史があると言われています。メラニンを判別するわけではなく毛穴に直接働きかけるため、タトゥーがあるなしにとらわれず脱毛をすることができるのです。
しかし、ニードル脱毛は費用も高く、痛みを伴い時間がかかることが難点。タトゥーがあるからといって腕全体、背中全体、足全体などパーツ全てをニードル脱毛に切り替えてしまうと、コスト面でも体面でも負担がかかります。タトゥーのない部分は光脱毛やレーザー脱毛、ある部分はニードル脱毛と、使い分けをすることをお勧めします。

脱毛は一回で完了するわけではなく、どの脱毛法を選んでも数ヶ月~数年の施術期間が必要です。タトゥーを入れたいと考えている人は脱毛とタトゥーどちらを優先したいのかをよく検討し、既に入れている人は費用や脱毛時のメリットデメリットを捉えて自分に合った脱毛法を選びましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

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