「早食いは太る」は本当だった! ゆっくり食べると太らない理由
公開日:2016/11/24 / 最終更新日:2019/08/19
誰かと一緒に食事をすると、同じ量の食事でも人によって食べ終わるまでにかかる時間がかなり異なることがわかります。
みなさんは食べるのが早い方ですか? それとも遅い方でしょうか。
忙しい現代人には、早く食べるのが習慣になっている人も多いもの。
でも、早食いは消化・吸収が悪くなり胃腸に負担をかけるだけでなく、ダイエットにも悪影響であるということがわかりました。
ゆっくり食べると食後のカロリー消費が増える!
「食べるのが早い人は、ゆっくり食べる人より太りやすい」というのは、以前から言われてきたことです。
脳が満腹感を感じるまでには15分から20分ぐらいの時間がかかるのですが、早食いの人の場合、「お腹いっぱい」と感じるまでの間に必要以上に食べ過ぎてしまいやすいのがその理由だと考えられてきました。
これ以外にも、ゆっくりと食べた方が太りにくくなる理由があることが、最新の研究によってわかりました。
その理由というのは、「急いで食べるよりも、ゆっくり食べる方が食後のエネルギー消費量が増加する」というもの。
ゆっくりと食べることによって、消化・吸収活動が活発になるため、エネルギーの消費量が増えると考えられています。
ゆっくり食べて痩せ体質を目指すために心掛けたいこと
・噛みごたえのある食材・料理を選ぶ
軟らかい食べ物は、あまり噛まなくても食べられるため、食事の時間が短くなりがちです。しっかりと歯ごたえのある食材を取り入れた料理を積極的に食べるようにしましょう。
・「ながら食事」をしない
「テレビを観ながら」「デスクでパソコンを操作しながら」「ケータイやスマホをいじりながら」といった「ながら食事」は、食事に集中できず、早食いやよく噛まずに食べることの原因になりがちです。食事の時は、家族や友人とゆっくりと会話を楽しみながら、よく噛んで食べることを意識しましょう。
・噛む回数を意識する
一回口に入れた食べ物を飲み込むまでに何回ぐらい噛んでいるかを意識してみましょう。目安としては、一口を30回程度噛んで食べるのが良いとされています。
忙しい時や、お腹が空いている時はガツガツと食べてしまいがちですが、日頃からよく噛んでゆっくりと食べることを意識して習慣づけていきましょう。