自分の痩せ期を知ろう! 基礎体温をつけて効率的なダイエット
公開日:2019/07/28 / 最終更新日:2022/05/19
毎日基礎体温を測って記録しているという方はどのくらいいるでしょうか。毎月のPMSの症状や肌の調子、妊娠しやすい時期など、基礎体温をつけることで女性にとって大事な時期を予測できるだけでなく、効率的なダイエットも行えます。
今回は基礎体温の測り方やダイエットに適した時期について見てみましょう。
基礎体温の測定で分かること
・高温期と低温期
女性の体は黄体ホルモンと卵胞ホルモンのバランスによって変化します。排卵後から次の月経までの間は黄体ホルモンの割合が増え、心身ともに不安定になりやすい時期です。基礎体温が高くなりやすいこの時期を高温期といいます。
一方、卵胞ホルモンの割合が増える月経後から排卵日までの間を低温期といいます。低温期には基礎体温が低くなるのが特徴です。
ホルモンバランスが正常な場合、高温期と低温期では0.3~0.5度ほどの間で基礎体温が変化します。高温期と低温期の差が0.3度を下回る場合や高温期が10日以下の場合などはホルモンバランスが乱れた状態といえるため、長期間に及ぶ場合は早めに婦人科に相談しましょう。
・正しい計測方法
基礎体温の測定には専用の基礎体温計(婦人体温計)を使用します。体温計を口に入れ、舌で押さえるようにして測りますが、安静な状態で測らなければならないため、目覚めて起き上がる前に測定しましょう。より正確な数値を記録するために、毎朝できるだけ同じ時間に測定することが大切です。
基礎体温とダイエットの関係
基礎体温をつけて分かることはホルモンバランスの変化や月経の周期だけではありません。基礎体温の変化からダイエットに最適な時期をチェックしましょう。
・ダイエットに最適な痩せ期
女性には1ヵ月に1度、痩せ期といわれる時期があると耳にしたことはありませんか。この痩せ期にあたるのが低温期です。低温期は卵胞ホルモンの割合が増えることで代謝がアップし、体が軽やかに感じられます。水分や体内に溜まった老廃物を排泄しやすくなるため、まさにダイエットにぴったりの時期といえます。
・ホルモンバランスの変化に合わせたトレーニング
低温期の間は精神的にも身体的にも安定しているため、普段よりハードなトレーニングを行うのがお勧めです。スクワットや腹筋、背筋のトレーニングで体の大きな筋肉を鍛えればより効果的です。
一方の高温期は黄体ホルモンの分泌量が増え、むくみや身体の不調を感じやすい時期です。そのため、ハードなトレーニングは休んでヨガやウォーキングなど、どちらかというとリフレッシュを目的としたトレーニングを行うのがお勧めです。
基礎体温をつけると、ホルモンバランスによって自分の身体や精神状態がどのように変化するかを予測することができます。ダイエットをより効率良く行いたい方は基礎体温をつける習慣をつけ、自分の痩せ期を知ることから始めましょう。