ガサガサ、ガチガチの原因は?冬のフットケアについて
公開日:2016/10/05 / 最終更新日:2019/08/19
毎日の着こなしにブーツが大活躍する季節がやってきましたね。「冬の足元は毎日ブーツ!」という方も多いのではないでしょうか。
でも、ブーツの中の足はどうしても蒸れやすく、血行も悪くなりがちです。足の角質が厚くガチガチになったり、蒸れによるにおいが気になったりという問題が生じるもの。
冬の足こそ、丁寧なケアが大切! 美容皮膚科 シロノクリニック銀座 徳永真理院長が冬のフットケアについてお伝えします。
足がガサガサになってしまう理由は?
空気が乾燥しがちな冬は肌も乾燥しがち。それは足の肌も同じです。また、冷えやブーツの締め付けで血行が悪くなってむくみが生じたり、蒸れによる肌トラブルなども起きやすくなります。
足は体重がかかる場所なので、もともと足の肌は角質が厚くなりがちな部分です。角質層はバリア機能を担うところなので、足についてはある程度厚くなるのは正常なこと。でも、血行不良によるターンオーバーの遅れなどによって、剥がれ落ちるべき古い角質まで残ってしまうことによって、必要以上に角質が厚くなり、ガチガチに硬くなったり、さらに乾燥によってガサガサになってしまったりするのです。また、古い角質が足に残り続けることによって蒸れによるにおいなども生じやすくなってしまいます。
定期的に古い角質をオフ!冬のフットケア
冬の足の肌をなめらかに保つためには、定期的に古い角質をオフするケアを行うのが良いでしょう。
足の角質ケアには専用のジェルやパックなどが市販されていますので、そうしたものを使うのも良いですが、肌質によっては合わない方もいらっしゃるので、説明に従ってパッチテストなどを行ってから使用することをお勧めします。
こうした専用のケア用品を使わなくても、入浴後など角質が柔らかくなっている時に、ファイルで軽くこすって角質除去を行った後、化粧水とハンドクリームなどで保湿ケアを行う方法もあります。この場合は、削り過ぎに注意して保湿の方を入念に行うようにしましょう。
定期的に古い角質をオフすることは大切ですが、あまり頻繁にケアしすぎると、肌を傷めたり、かえって角質が厚くなったりする原因になります。普段は、入浴で清潔に保つことや保湿を十分に行うことを意識して、2~3週間に一度を目安に角質ケアを行うのが良いでしょう。