頭皮に「かさぶた」ができる原因は? 予防テクニックはあるの?
公開日:2017/10/29 / 最終更新日:2019/08/19
気が付いたら頭皮に「かさぶた」ができていたという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。頭皮のかさぶたは、つい軽くとらえて放置してしまいがちですが、実は抜け毛や薄毛にも大きく関係しているので注意が必要です。
今回は、頭皮のかさぶたによる影響について詳しくご紹介します。
頭皮の「かさぶた」の原因とは?
頭皮にかさぶたができてしまう原因はさまざまです。シャンプーの洗浄成分が強すぎたり、シャンプーをするときに爪でキズを付けてしまっていたりなど、日常生活の中に原因が隠されています。また、シャンプーのすすぎが充分でなかったために頭皮がかゆくなったり、髪を乾かすときに頭皮が乾燥してしまったりして、かさぶたができることもあります。
さらに、汗や蒸れによって頭皮が不衛生な状態であったり、不規則な生活習慣が続いていたりすると頭皮が荒れてしまうということも。頭皮に負担のかかる生活をしていると、頭皮が荒れてしまい、かさぶたができやすくなってしまうのです。頭皮が荒れた状態が続くと、髪への影響も生じます。薄毛や抜け毛などの悩みが出てくるので、頭皮のかさぶたには注意しなければなりません。
放置していると悪化してしまう?
刺激の強いシャンプー剤や整髪料などによって、頭皮が荒れてしまうというケースは多いもの。頭皮が蒸れたり乾燥したりした状態が続くと、頭皮には多くの殺菌が発生してしまいます。頭皮が荒れた状態が続いたり、頭皮が不衛生でかきむしったりすると、すぐにかさぶたができてしまうので注意が必要です。
さらに、これが悪化すると脂漏性(しろうせい)皮膚炎などの頭皮の病気につながってしまうこともあります。たかがかさぶたと軽視せずに、薄毛や抜け毛を防止するためにも、きちんとした対処を行うことが大切です。
頭皮のかさぶたは安易にいじらない!
頭皮にかさぶたができてしまった場合、ついつい触ったり引っかいたりしてしまうという方も多いものです。しかし、かさぶたをいじったり剥がしたりしてしまうと、新たにかさぶたができてしまったり、薄毛や抜け毛が進行してしまったりすることもあります。頭に限らずかさぶたはついつい触りたくなるものですが、できるだけいじらないようにすることが大切です。かさぶたが気になる場合には、頭皮をいたわって優しくケアしてあげましょう。
かさぶたを防ぐにはどうしたらいい?
シャンプーを変える、ドライヤーを変えるなどの工夫で頭皮のかさぶたが改善される場合があります。頭皮環境を整えるため、刺激の強いシャンプーを使うのは避けて低刺激のものを使ってみましょう。
また、汗をかいたらこまめに拭く、髪を洗うときにはヌルヌルとした感じが完全になくなるまでしっかりすすぐ、ドライヤーを使うときには頭皮を乾燥させすぎない、などの工夫も重要なポイントになります。
さらに、普段使っている帽子や枕カバーなどはこまめに洗うか除菌スプレーを使って、いつも清潔に保つよう心掛けましょう。
頭皮を優しく扱ったり、髪を清潔に保ったりと少しの心掛けで頭皮のかさぶたを予防することができますが、それでもなかなか改善しないという場合には、一度医師に相談して見ることをオススメします。薄毛や抜け毛を引き起こす前に、しっかりと対処していきましょう。