ブルーライトが薄毛を進行させる!? その理由と対処法
公開日:2017/11/05 / 最終更新日:2019/10/16
パソコンのモニターやスマートフォンなどの画面からブルーライトが発せられていることは有名なお話しですよね。長時間画面を見続けると目に負担がかかり、眼精疲労を起こしてしまいがちです。しかし、ブルーライトが招く悪影響というのは、視力の低下だけではありません。最近では、ブルーライトが髪にも深刻な影響を与えるということが分かってきました。今回は、ブルーライトと髪の関係についてご紹介します。
髪に必要な成分が行き渡りにくくなる?
「メチオニン」という必須アミノ酸の一種は、髪の健康や成長に必要不可欠です。このメチオニンが不足してしまうと、抜け毛や髪の傷みなど、髪や頭皮のお悩みにつながってしまいます。しかし、メチオニンは髪や頭皮だけでなく、眼精疲労や傷ついた網膜の修復などにも使われます。
パソコンなどを長時間使ってブルーライトを浴び続けていると、網膜は傷ついたり疲労してしまったりするもの。ブルーライトによってダメージを受けた目にメチオニンが大量に使われると、体の他の部位には充分な量のメチオニンが行き渡らなくなってしまいます。ブルーライトをたくさん浴びることで、頭皮に届くはずのメチオニンが不足してしまうため、抜け毛や薄毛が進行してしまうのです。
ブルーライトによる「コリ」にも注意!
長時間パソコンなどを使っていて、肩や首、腰などにコリを感じることはありませんか?
ブルーライトを浴び続けることによって起こる肩や首などのコリも、髪の健康を左右する重要な要素です。パソコンやゲームなどをしているときは、ついついずっと同じ姿勢をキープしてしまいがち。しかし、ずっと同じ姿勢でいると筋肉が固まってしまい、血行が悪化します。
血行不良が起きると、体に必要不可欠な血液や栄養素が充分に行き渡らなくなってしまうのです。もちろん、頭皮や髪にも必要な栄養が充分に届かなくなるため、抜け毛や薄毛が進行しやすくなってしまいます。
ブルーライトから髪や頭皮を守る!
抜け毛や髪の傷みが激しいけれど病気や大きなストレスなどに心当たりは無い、という場合、その原因はブルーライトにあるのかもしれません。髪を守るため、普段からできるだけブルーライトを浴び過ぎないように注意していきましょう。とはいっても、パソコンやスマートフォンを全く使わないというのは難しいもの。職業柄、長時間のデスクワークをしなければならないという方は多いでしょう。
仕事などでパソコンやスマートフォン長時間使う場合には、時々休憩をはさんで、軽い体操や頭皮マッサージなどを行うと、血行改善やリフレッシュに効果があります。体の健康を気にするのと同じように、髪や頭皮の健康についても気をつけていくことが大切です。
現代において、ブルーライトを完全にシャットアウトする生活を送ることは簡単ではありませんが、ちょっとした心掛けで髪や健康への影響を緩和させることができます。
ブルーライトを遮るメガネをかけたり、少しでも画面を見つめる時間を縮めたりとできることから始めていきましょう。自分の髪は自身でしっかりと守っていきましょう。