「顔ダニ」が肌に与える影響&繁殖を防ぐスキンケア方法
公開日:2018/10/08 / 最終更新日:2022/06/07
顔ダニは、誰の顔にでも生息している微生物の一種です。余分な皮脂を食べてくれるため、適度な生息量であれば、肌の健康を保つことにつながります。
しかし、この顔ダニが異常に繁殖すると、途端に肌トラブルが続出する原因になるため要注意。一体どのような肌トラブルが起こるのか、対策方法をあわせてチェックしておきましょう。
顔ダニの異常繁殖が肌に及ぼす影響
・ニキビ
顔ダニが増えすぎると、ダニの排泄物や抜け殻なども続出するため、これが原因で毛穴が塞がりニキビができやすくなります。顔ダニが原因のニキビは炎症を起こしていて、赤く腫れ上がっているのが特徴です。
・かゆみ
顔ダニの排泄物が増えるとアレルギー症状を起こし、かゆみが出ることがあります。顔ダニは夜行性のため、就寝時や起床時にかゆみを感じる場合は、顔ダニが影響している可能性があると言えるでしょう。
・老化
顔ダニには鋭い爪や歯があるため、異常繁殖すると肌が傷ついていきます。傷ついた肌細胞は活性酸素を発生するため、シミやしわなど、肌の老化が進行する原因になります。
顔ダニが繁殖しにくい肌環境の作り方
・朝晩丁寧に洗顔をする
「朝は洗顔料を使わない」という方もいると思いますが、顔ダニの繁殖が疑われる場合は朝もきちんと洗顔することが大切です。
朝の肌には、夜行性の顔ダニの排泄物や抜け殻が多く残っています。洗顔は朝と晩、どちらも洗顔料を使って丁寧に行いましょう。洗顔料をしっかりと泡立てて、泡だけで肌表面の汚れを落とすことがポイントです。
・メイクを薄くする
メイクが濃いと、毛穴が塞がれて炎症が悪化しやすくなります。また、メイクに含まれる油分が顔ダニのエサになってしまうこともあるため、ミネラルファンデーションなどの薄付きなアイテムを使い、毛穴や肌への負担を軽くしていきましょう。
・ビタミンB群やビタミンCを補給する
ビタミンB2やB6には、過剰な皮脂の分泌をコントロールする作用があります。また、ビタミンCは活性酸素による影響を防ぐという働きがあるため、健やか肌のキープには欠かせません。食品やサプリメントから意識してとるようにしましょう。
・生活習慣を見直す
睡眠不足や偏った食生活も皮脂の分泌量を増やすため、顔ダニが増える原因になります。規則正しい生活とバランスのいい食事で、体の中から顔ダニが繁殖しにくい環境を作っていきましょう。また、ストレスは皮脂分泌を促す男性ホルモンを増やすため、自分に合ったストレス解消法を見つけることも大切です。
顔ダニの異常繁殖は、赤みや毛穴の開き、黒ずみ、乾燥肌なども引き起こすことがあります。異常繁殖するケースはそれほど多くありませんが、健康な肌を守るためにも、適切なスキンケアやインナーケアを行っていきましょう。