大人になってから突然ワキガになる!? 後天性のワキガの原因とは
公開日:2018/10/17 / 最終更新日:2022/06/06
「汗をかくと自分からワキガの臭いがするような気がする」
「大人になってから周囲の人に体臭を指摘されるようになった……」
このような場合、後天性のワキガが疑われます。ワキガは自分のコンプレックスになることはもちろん、周囲の人々にも迷惑をかけることもあるため、ケアには力を注いでおきたいもの。
そこで今回は、一般的なワキガの発症時期や、後天性のワキガについてご紹介します。
一般的なワキガの発症時期はいつ?
ワキガの独特の臭いは、アポクリン腺から出る分泌物が原因です。この分泌物が皮膚の常在菌によって分解されると、ワキガ特有の臭いを発するようになります。
アポクリン腺の量は赤ちゃんの頃から決まっています。もともとアポクリン腺を持っている人が成長期を迎えると、アポクリン腺も成長して臭いが気になるようになるのです。これはいわゆる「先天性のワキガ」で、もともとの体質や遺伝によるものが大きいと考えられます。
大人になってからワキガを発症することも……
先述している通り、ワキガは成長期に発症するのが一般的ですが、大人になってからワキガになるというケースもあります。もともとアポクリン腺を持っていながらも成長期はワキガを発症せず、大人になってから何らかの原因によって強い臭いを発するようになってしまうのです。
では、具体的にどのようなことが後天性のワキガの原因になるのか、詳しく見ていきましょう。
後天性のワキガの原因とは?
・食生活の乱れ
食生活が大きく変化すると、体臭も変わりやすくなります。とくにワキガを招くのが、肉や脂肪分の多い食事です。動物性のタンパク質や脂肪をとりすぎていると、アポクリン腺から出るアンモニアなどの量も増え、臭いが強くなってしまいます。
・ストレスの蓄積
ストレスを多く感じるようになると交感神経が優位になり、汗の量が増加します。するとアポクリン腺からの汗も増えて、ワキガを感じやすくなるのです。
また、ストレスによって皮膚の常在菌のバランスが崩れたり、活性酸素の影響で酸化が起きやすくなったりすることも、ワキガ発症の原因になります。
ワキガを発症すると、臭いのことがストレスになり、さらにワキガ臭が強くなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。とくに女性は、ノースリーブやタンクトップなどを着てオシャレをする機会も多いもの。しかしワキガがあると思う存分に好きな服を着こなすこともできません。
ワキガの悩みを解消するためには、生活習慣や食生活の改善が大切ですが、クリニックでワキガ治療を行うという方法もあります。日々の生活を快適に過ごせるよう、ワキガ治療も1つの視野に入れることをお勧めします。