あなたのそれはシミ?そばかす?違いを知って正しいケアを!
公開日:2018/12/10 / 最終更新日:2022/06/02
肌に透明感があり色白の方ほど目立ちやすいのが、シミとそばかすです。そんなシミとそばかすは「表皮に沈着するメラニン色素が原因」という点は同じですが、違いもあります。
今回は、違いを知ったうえで対処方法を見ていきましょう。
そもそも「シミ」とは?
シミとは、メラニン色素が皮膚のなかに蓄積されていった結果、地肌の色よりも濃く見える部分のことです 。従って、そばかすは「シミの一種」 になります。
それでは、シミの種類をおさらいしながら、そばかすとの違いを確認しましょう。
・シミの種類
老人性色素斑
シミのなかで最も多く見られるもので、加齢によってできるものです。このシミは日常的に繰り返し紫外線を浴び続けた結果、メラニン色素が蓄積し発生します。
炎症性色素沈着
肌荒れやニキビなどのダメージにより肌に炎症が起こり、色素が沈着しできてしまったシミです。褐色や黒褐色のシミで、形や大きさは人によってまちまちです。
肝斑(かんぱん)
女性ホルモンのバランスと関連していると言われています。外的刺激によりさらに濃くなることがあるので注意が必要です。サプリメントの服用や女性ホルモンが安定すると薄くなることもあります。
雀卵斑(そばかす)
主な原因は遺伝だと言われています。3歳頃から思春期をピークに日常のケアで治まってくるケースもありますが、紫外線の影響で悪化していくこともあるので注意しましょう。
以上より、シミはニキビや吹き出物などの炎症や紫外線によるダメージ、さらには加齢が原因であることが分かります。一方でシミの一種であるそばかすは、遺伝の影響が大きいです。
では、肌に現れてしまったシミやそばかすは、どのように対処すればよいのでしょうか?
シミとそばかすの正しい対処法
・ビタミンCを継続的に摂取する
ビタミンCの継続摂取により、シミとそばかすの発生元となるメラニン色素の生成を抑制でき、予防することが可能です。さらにビタミンCには、黒色メラニンを白色メラニンに変える還元作用があるため、できてしまったシミを薄くする作用もあります。
肌再生において大きな役割を担うビタミンCは、体内で合成されず、体のなかにためておくことができません。日々の生活のなかで意識して取り入れましょう。
・紫外線をブロックする
メラニン色素は、紫外線から肌を守るという重要な役割がありますが、蓄積するとシミになります。従って、シミの発生を防ぐため、そして今あるシミをこれ以上悪化させないためにも、紫外線から肌を守ることは欠かせません。
「ちょっとした外出だから日焼け止めはいいや」と怠らず、基礎化粧品で肌を整えた後にすぐ塗布する習慣をつけましょう。
・摩擦は厳禁!!
シミの原因となるメラニン色素は、肌が摩擦され炎症が起こることでも生成されます。肌を摩擦から守ることは、シミを未然に防ぐことはもちろん、既にあるシミを薄くすることにもつながるため有効な対処法です。
摩擦の多くは、洗顔や化粧、顔を拭く・触るなど何気ない日常生活やクセによって引き起こされます。洗顔はしっかり泡立てたものを使用し、水気を拭き取る際はこすらず優しく押さえてください。その他、柔らかい素材の化粧道具を使用したり、顔を触らないようにしたりなど、日常生活において摩擦を避けることを意識し習慣化することが大切です。