ボトックス注射とは? どんな効果があるの?
公開日:2018/12/15 / 最終更新日:2022/06/02
今や美容治療の代表格ともいえるようになった、ボトックス注射。しかし存在や名前は知っていても、「どのような治療に用いられているのかは知らない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、知っているようで意外と知らないボトックス注射の概要や効果について詳しくご紹介します。
ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質「ボツリヌストキシン」を注射する施術のこと。このボツリヌストキシンには筋肉の動きを抑制する作用があるため、以下のような効果を得ることができます。
ボトックス注射の効果
≪シワの解消≫
ボトックス注射は、表情筋によるシワの解消に用いられます。緊張状態になっている筋肉にボトックスを注射することで、筋肉が弛緩し、浮き出ていたシワを目立たなくすることができるのです。この方法はおでこや眉間、あごの梅干しジワなど、表情筋の過剰な動きが原因になっているシワに有効です。
≪エラに対する小顔効果≫
「エラの筋肉が張って顔が大きく見える」と悩む女性は多いです。そんなエラ張りにも、ボトックス注射が有効です。エラにある咬筋という筋肉を弛緩させることで、小顔効果を得ることができます。
≪ふくらはぎの筋肉の収縮≫
ふくらはぎの筋肉が発達して脚が太く見える場合にも、ボトックス注射が用いられます。腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋の動きを萎縮させることで、ふくらはぎ痩せが可能になるのです。ただし脂肪の蓄積が原因で太くなっているふくらはぎには効果がないので、注意しましょう。
≪多汗症の改善≫
ボトックスは、神経伝達物質アセチルコリンの分泌を抑制することで、汗の量を減らすこともできます。注射した部分の汗を70%ほど減らすことができるため、汗が多くて困っている多汗症の方に支持されています。
ちなみに脇や手足だけでなく、頭皮の汗を止めることも可能です。また、ワキガの治療に用いられるケースもあります。
ボトックス注射の持続期間
以上のような効果やメリットのあるボトックス注射ですが、その効果が永久に続くわけではありません。人によって差がありますが、ボトックス注射の持続期間は4~6か月といわれています。しかしメスを使用しない施術ですから、気軽に治療をおこなえることがボトックス注射の最大のメリットといえるでしょう。
基本的にボトックス注射は、シワ取り、エラやふくらはぎの張りの改善、汗止めに使われます。これらのコンプレックスを解消したいと思っている方は、どうぞお気軽にご相談ください。