シミのレーザー治療をした後にできる「かさぶた」の正しいケア方法
公開日:2018/12/25 / 最終更新日:2022/06/02
シミをとるためのレーザー治療をした後には、かさぶたができることも多いものです。「目立つから……」といってこの時できたかさぶたを無理やり剥がしてしまうと、肌に跡が残ってしまうこともあるので注意が必要です。
レーザー治療後にできるかさぶたの正しい対処法を知っておきましょう。
レーザー治療の後にはかさぶたができやすい?
シミ取りのレーザー治療をした後には、レーザーを当てた場所にかさぶたができることがよくあります。一般的なかさぶたは茶色かったり黒っぽかったりすると思いますが、シミ取りレーザー治療の後にできるかさぶたは、分厚い角質のような肌色をしていることもあります。
シミというのはそもそも、肌にメラニン色素が沈着してしまった状態のこと。シミ取りに使われるレーザーは、シミの濃い色素に反応するメカニズムになっています。レーザーの出力によっては肌が軽い火傷に近い状態になることもあり、かさぶたができてしまうのです。
シミ取り後にできたかさぶたが取れるまでの期間は?
かさぶたは、早ければレーザー治療の翌日から1週間後ぐらいにできます。かさぶたが剥がれるまでには、できてからさらに1~2週間程度かかるのが一般的です。かさぶたができるとついつい気になってしまうものですが、無理に剥がそうとせず自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
また、かさぶたが剥がれたあとに、ボンヤリとシミのようなものが浮き出てくることもあります。これは炎症性色素沈着(二次性色素沈着)と呼ばれるもので、刺激せず放置すれば次第に薄くなって、半月~2ヶ月程度で消えていくのが一般的です。
「せっかくシミ取りをしたのに、またシミが出てきた……」と焦らずに、時間が経つのを安静に待ちましょう。
レーザー治療後の正しい肌ケア方法
レーザー治療でシミ取りをした後には、絆創膏やガーゼを貼ることがほとんどです。ガーゼを貼ったまま洗顔するよう指示されることもありますし、肌色のシールを貼った上からメイクをしてOKという場合もあります。
また、抗生物質や塗り薬を処方されることも多いと思います。炎症などの肌トラブルを防ぐためにも、医師に指示されたとおりのケアをおこなうように心掛けましょう。
シミを取る施術後からかさぶたが剥がれるまでの肌はとてもデリケートです。低刺激の日焼け止めを使って紫外線から肌を守り、かさぶたを刺激しないよう優しく保湿ケアをすることも忘れずにおこないましょう。
シミのレーザー治療後にできるかさぶたの量や色、経過には個人差があります。
かさぶたができてしまったときには極力刺激せず、自然に剥がれ落ちるまで優しく肌ケアをするよう心掛けましょう。