太っている人は「いびき体質」!? その理由と改善法とは
公開日:2018/01/16 / 最終更新日:2022/09/09
人から「いびきが大きい」「寝苦しそう」と指摘されたことはありませんか? いびきをかく原因は多種に渡りますが、その1つに「肥満」があります。
なぜ太っているといびきが出やすいのか、改善方法とあわせて詳しくご紹介します。
太っている人は「いびき」をかきやすい!
肥満といびきには、大変深い関係性があります。太っていると喉周りに脂肪が蓄積され、気道が狭くなることでいびきが出てしまうのです。また、太っている人は通常より代謝量が多く、深い呼吸を必要とします。それゆえに大きないびきをかいてしまうのです。
いびきを放置していると……?
「たかがいびき」と思って放置していると、睡眠時無呼吸症候群によって眠りが浅くなってしまいます。さらにひどくなると、高血圧や心筋梗塞、糖尿病などの合併症を引き起こす危険性もあるのです。いびきをかくことの原因が肥満体型にあるという方は、まずは肥満から改善して体全体の健康を守っていくことが大切です。
いびき防止につながる肥満改善方法
・摂取カロリーを減らす
1日の摂取カロリーを減らすことで徐々に体重が減り、いびきの解消にもつながります。低脂肪・低糖質・高タンパク質の食事を心がけて、カロリーを減らす工夫をしていきましょう。ただし一気に減らすとかえって健康を害する恐れがあるので、無理な食事制限は避けるようにしましょう。
・食べ方を見直す
食事での咀嚼回数が少ないと、満腹感を得にくくなります。食べ過ぎや間食の原因になってしまうので、食事は時間をかけてゆっくり噛むことを心掛けましょう。また、夜遅くの食事や間食は脂肪の蓄積につながります。就寝3時間前には食事を済ませておきましょう。
・運動を取り入れる
運動はカロリーを消費し、蓄積された脂肪を燃やすことができます。スクワットなどの簡単な筋トレと、ウォーキングなどの有酸素運動を生活の中に取り入れていきましょう。運動がどうしても苦手という場合には、掃除をするときに大げさに体を動かしたり、カラオケなどでカロリーを使ったりする方法がお勧めです。
・規則正しい生活をする
不規則な生活や睡眠不足は肥満の原因になります。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが減少し、過食気味になってしまうのです。これを防ぐために午後0時までには就寝し、朝の日差しで起きる生活を心掛けましょう。朝日を浴びながらのウォーキングもお勧めです。
・横向きで寝る
横向きで寝ると気道に空気が通りやすくなり、いびきを多少なりとも抑えることができます。また、寝酒をしないこと、普段から口呼吸を止めることもいびきの軽減につながります。ただしこの対処法では根本的解決にならなので、肥満を改善するためのダイエットも続けて行いましょう。
肥満体型に気付きながらも見て見ぬフリをしてしまうと、いびきや睡眠障害などを起こしてしまいます。時に人の迷惑ともなってしまういびきを改善するためにも、まずは体型の改善から始めていきましょう。