化粧水などを使ってスキンケアをしたとき、肌がヒリヒリしてしまうことがあります。ヒリヒリ感が続くと「化粧品に問題があるの？」「メイクをしても大丈夫？」と気になってしまうもの。肌のヒリヒリはどのような原因で生じるのか、違和感を和らげるためのケア方法と一緒に見ていきましょう。

スキンケア時に肌がヒリヒリする原因

■肌のバリア機能の低下
肌がヒリヒリする主な原因は、肌のバリア機能の低下です。乾燥などの影響で肌のバリア機能が低下すると、化粧品にも刺激を感じ、ヒリヒリとした違和感を覚えてしまいます。睡眠不足やストレス、間違ったスキンケアなどもバリア機能を低下せるため、生活習慣やケア方法の見直しが必要です。

■肌に合わない化粧品
化粧品に肌に合わない成分、アレルギー反応を起こす成分などが含まれていると、スキンケア時にヒリヒリしてしまいます。アルコール、パラベンなどの防腐剤、香料や着色料などは肌に刺激を与えやすいため注意が必要です。

■紫外線による炎症
紫外線は肌の炎症を引き起こし、バリア機能を低下させます。何の対策もとらずに紫外線を浴びているとその後のスキンケア時にヒリヒリしやすくなるでしょう。

肌のヒリヒリを予防するケア方法

■肌をこすらない・洗い過ぎない
肌のバリア機能は、肌表面にある角質によって保たれています。しかし、肌をこすったり、洗いすぎたりすると、角質が傷つきバリア機能が損なわれてしまいます。過度のマッサージや洗顔は避けて、角質を守る優しいケアを心がけましょう。ピーリングや剥がすタイプのパックなども、角質を薄くしやすいので必要以上に行わないことが大切です。

■ワセリンなどでシンプルな保湿をする
肌の乾燥は、ヒリつきを招く大きな要因になりますから、普段から十分な保湿を行い、肌の潤いを保つことが重要です。しかし、肌のバリア機能が低下しているときは、水分が多い化粧品を使うとヒリつきを感じやすくなります。そんなときは、化粧水や乳液などを一時的に控えて、ワセリンやバームなど肌に刺激を与えにくい保湿アイテムを使いましょう。

■紫外線から肌を守る
紫外線による肌トラブルを防ぐためには、日焼け止めによる防御が必要です。ただし、刺激の強い日焼け止めを使うと、かえってヒリつきが悪化してしまいます。日焼け止めは、低刺激処方で石鹸でも落とせるタイプを使うようにしましょう。また肌が敏感なときは、紫外線量の多い時間帯（午前10時～午後2時）の外出を出来るだけ控えることも大切です。

肌がヒリヒリすると不安になり、ストレスまで感じてしまうもの。肌や心を健康な状態に戻すために、刺激の少ない優しいケアを心がけたいですね。