むくみが肌のたるみの原因に!? オバサン顔を招く怖い因果関係
公開日:2020/03/26 / 最終更新日:2024/03/13
シワやほうれい線などの原因になる肌のたるみを防ぐためには、丁寧なスキンケアだけでなく、むくみ対策も必要だってご存知でしたか?実はむくみを放置していると、肌のたるみがみるみる進む恐れがあるのです。この2つの意外な関係性を今すぐ始めたい対策方法と一緒に見ていきましょう。
むくみがたるみの原因になるメカニズムとは
■余分な水分の重みがたるみの原因に
そもそもむくみとは、細胞と細胞の間に水分が増えた状態のこと。毛細血管からしみだす水分量が増えたり、血管に戻る水分量が減ったりすると、皮膚の下に余分な水分が溜まってしまいます。実は肌のたるみの一因となるのが、この水分です。余分な水分の重みで皮膚が伸びると、たるみにつながってしまいます。
■弾力が低下した肌は伸びやすい
「多少皮膚が伸びても、むくみが解消されれば元に戻るのでは?」と思いますよね。しかし、加齢や紫外線などの影響で弾力が低下した皮膚は伸びやすく、元に戻る力がありません。年齢を重ねている方、紫外線をよく浴びる方は、むくみを解消してもたるみが目立ってしまうでしょう。
また、むくみを長く放置していたり、頻繁に繰り返していると、その分肌も伸びやすくなります。たとえ若くて弾力がある肌でも、むくみ対策は必要なのです。
むくみによるたるみを防ぐ方法
■エクササイズで血行を促す
血行が悪いと老廃物の排出が滞り、むくみが生じやすくなります。簡単なエクササイズで筋肉を動かして、血液の流れを促しましょう。
顔のむくみが気になるときは、「あ・い・う・え・お」と口を大きく動かすと効果的です。肩をぐるぐると前後に回す動作も、顔やデコルテのむくみ防止につながります。
■リンパマッサージで老廃物を流す
リンパの流れに沿ってマッサージをすると、老廃物の排出がスムーズになります。スキンケアのついでに以下のようなマッサージをおこなって、スッキリした顔を取り戻しましょう。
①耳たぶをつまんで、前に5回、後ろに5回、ゆっくりと大きく回す
②おでこや頬など、パーツごとに顔の中央から外側に向かって指をすべらせる
※クリームやゲルなどを塗りながら、肌をこすらずやさしく流すイメージで行いましょう。
③耳の下に手のひらを当てて、鎖骨に向かってなで下す
■塩分やアルコールを摂りすぎない
塩分やアルコールの過剰摂取は、むくみの原因になります。なるべく薄い味付けを意識するとともに、節度ある飲酒を心がけましょう。塩分を摂りすぎてしまった時は、ナトリウムの排出を促すカリウムを多くとると効果的です。
「たかがむくみ」と思って油断していると、肌のたるみを招いてしまいます。若々しい引き締まった顔をキープするために、むくみ対策も心がけていきたいですね。