「脱毛をするとワキガが抑えられる」という説がありますが、これは本当なのでしょうか？ワキのムダ毛とニオイが一気に解消できるなら、こんな嬉しいことはありませんよね。この説は本当なのか、脱毛がワキガにもたらす意外な効果と一緒に見ていきましょう。

脱毛をするとワキガが抑えられるって本当？

脱毛はワキガを軽減させるうえで有効とされています。もちろん脱毛はワキガを治療するものではありません。しかし脱毛時に照射するレーザーや、ムダ毛の完全は除去が気になる体臭に好影響を与えるといわれています。では、脱毛でワキガが軽減できる理由を詳しく見ていきましょう。

脱毛でワキガが軽減できる理由とは

■アポクリン汗腺にダメージを与えるため
脱毛は、黒い色素に反応する光やレーザーを照射することで毛根などを破壊し、脱毛効果をもたらします。実はこの光やレーザーの熱エネルギーが、ワキガが軽減できる理由の1つです。
ワキガの原因となるアポクリン腺に熱ダメージが加わり、その機能を衰えさせることができるのです。

そもそもワキガはｓポクリン腺から分泌される脂肪酸が常在菌によって分解されることが原因です。アポクリン腺の機能が衰えて分泌物が減れば、おのずとニオイも軽減されるようになります。

■雑菌の繁殖を抑えれれるため
もう1つの理由は、ワキの毛の除去によって、雑菌の繁殖が抑えられるためです。毛があるとどうしても雑菌や汚れが付着する上に蒸れが生じて菌が繁殖しやすくなってしまうもの。その毛を除去することで気になるニオイを抑えることができます。

また、毛がなくなると肌を傷つけるような自己処理をせずに済みます。自己処理による傷は雑菌が繁殖する原因になってしまうことがありますが、その傷を防ぐことでニオイを発生しにくい健やかな肌を保つことができます。

脱毛でワキガが悪化する可能性は？

まれに「ワキの脱毛をしてからニオイが気になるようになった」という方がいらっしゃいますが、脱毛でワキガが悪化することはありません。ただ、毛がなくなると毛穴から汗が流れやすくなるので、その汗による影響は考えられます。汗をこまめに拭くなどの対策がニオイの軽減につながるのでしょう。

今回は、脱毛がワキガにもたらす影響についてご紹介しました。ただし、すでにお伝えした通り、脱毛はワキガの治療法ではありません。あくまでも「軽減につながる可能性がある」ということですから、過剰な期待は避けましょう。ワキガをしっかり改善したい方にはボトックス注入などの治療をオススメします。