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5月の紫外線はあなどれない!絶対やるべきUV対策

公開日:2019/05/18 / 最終更新日:2019/05/18

城野 親徳城野 親徳総院長

紫外線にもっとも注意が必要な季節というと、7~8月ごろの真夏を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし光老化のことを考えると、実は5月が1年のうちでもっとも注意すべき時期といえます。その理由を5月に実践すべきUV対策法と一緒に見ていきましょう。

紫外線の種類

肌に悪影響を与える紫外線には、大きく分けて2つの種類があります。1つは日焼けやシミなどの原因になるUVBです。UVBは波長が短いため皮膚の表皮に強く作用し、メラニン色素を増やします。
そしてもう一つが、シワやたるみの原因になるUVAです。UVAは波長が長いため皮膚の真皮にまで到達し、コラーゲンやエラスチンなどを破壊します。UVAは、肌の奥にまでダメージを与えて光老化を引き起こすことから、近年ではより注意が必要な紫外線といわれています。

5月の紫外線の怖さとは

ここまで紫外線の種類について触れましたが、実は5月は光老化を引き起こすUVAが1年のうちで最も強くなる季節です。つまり5月に紫外線対策を怠っているとシワやたるみを引き寄せてしまうことになるのです。
また、5月のUVB量も残暑厳しい9月とほぼ同じといわれています。「まだ5月だから大丈夫」と思わずに、本格的な紫外線対策を行うことが大切です。

5月に絶対やるべき紫外線対策は?

■PA値が高めの日焼け止めを使用する
紫外線対策には、日焼け止めが欠かせませんが、注目していただきたいのはパッケージなどに表示されているPA値です。PA値はUVAに対する防御効果を表していて、+の数が多いほどその効果が強くなります。UVA量が多くなる5月は、PA+++以上の日焼け止めを使うことをオススメします。

■日焼け止めをこまめに塗り直す
日焼け止めは時間の経過とともに汗や皮脂、摩擦などによって落ちていきます。2~3時間おきに塗り直して、紫外線ダメージを受けないようにしましょう。顔などの塗り直しが難しい部分には、UVカット効果のあるファンデーションやルースパウダーを重ねると効果的です。

■UVカット効果のある日傘や帽子などを使用する
5月の紫外線量は夏とほぼ変わりません。UVカット効果のある日傘や帽子などを準備して、外出時には日焼け止めと一緒に使用しましょう。UVカットグッズを併用することで、より肌への影響を減らすことができます。

■ビタミンACEを積極的に補給する
ビタミンA・C・Eには紫外線によって増える活性酸素を無害化する働きがあります。シミやしわ、たるみなどの予防につながりますから、緑黄色野菜・果物・ナッツ類から積極的に補給しましょう。ビタミンA・C・Eすべて一緒に摂ることで、より高い相乗効果が期待できます。

紫外線は1年中降り注いでいますが、5月はその中でも特に注意すべき時期といえます。UVAは窓や雲を通り抜けますから、室内や曇りの日でも油断することなく、万全の対策を行ってください。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

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