「スキンケアや食事に気をつけているのに、なぜかニキビが頻繁にできる…」とお悩みではありませんか？もしかしたらその繰り返すニキビは、血行不良が原因かもしれません。
今回は一見関係なさそうな血行とニキビの関係について深く掘り下げてみましょう。
血行不良とニキビの関係
私たちの体内を巡る血液には、肌のターンオーバーに欠かせない酸素や栄養を運ぶ役割があります。肌の下には毛細血管が張り巡らされ、そこから栄養を供給しているのです。
また、血液には体内の老廃物や毒素を流して排出を助ける働きもあります。そのため、血行不良が生じると肌のターンオーバーが乱れる上に、老廃物や毒素が蓄積しやすくなります。その影響で古い角質が溜まったり、毛穴から有害物質が排出されたりすると、肌荒れやニキビの原因になってしまうのです。
血行不良によるニキビを防ぐには
■適度な運動をする
血液は心臓の動きによって全身に送り出されますが、筋肉が収縮するとその動きに合わせて血行が良くなります。特に下半身の筋肉を使うと全身の血行が促進されるので、ウォーキングやジョギングなどを適度に取り入れましょう。通勤や通学時に一駅分歩いたり、できるだけ階段を使うようにしたりするだけでも効果的です。
■湯船に浸かって体を温める
血行不良の改善には入浴も効果的です。ただし、シャワーだけの入浴や熱すぎるお湯での入浴は体の芯まで温まらず、かえって冷えを招くことがあります。体を効率よく温めるためには、38～40℃のお湯に20分ほどゆっくり浸かることがポイントです。
■ストレスを避ける
あまり知られていませんが、ストレスは血行不良の原因になります。ストレスを受けると自律神経が乱れる影響で、血液の循環が悪くなってしまうのです。過度なストレスはホルモンバランスを乱す原因にもなりますから、趣味や運動などで上手く発散しましょう。
■喫煙を控える
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、血行不良の原因になります。しかもタバコを吸うと体内のビタミンCが大量に消費され、炎症が起こりやすくなるなど弊害があります。タバコは百害あって一利なしですから、早めの禁煙・減煙を心がけましょう。
血行不良は万病のもとともいわれています。ニキビのない肌や健康な体を維持するために、血行を促進する習慣を身につけましょう。
