お酒を飲むとニキビ跡が目立つ…飲酒前に知っておきたい理由と対策
公開日:2018/09/21 / 最終更新日:2018/09/21
適度な飲酒は血行を促すため、健康や美容に良いといわれています。しかし、「お酒を飲むとニキビ跡が目立つようになる」と感じている方は少なくありません。お酒でニキビ跡が悪化するなら「飲むのを控えた方が良いのでは?」と」不安になってしまいますよね。あまり知られていないお酒とニキビ跡の関係を対策方法と一緒にチェックしてみましょう。
お酒を飲むとニキビ跡が悪化する理由とは
■血流の増加
お酒を飲むと血管が拡張し、血流が増加します。すると顔が赤くなるのと同じようにニキビ跡にも赤みが増し、目立つ原因になります。ニキビ跡に炎症が残っていると血流が増加する影響で症状が悪化する可能性もあるため、注意が必要です。
■肝機能の低下
適度の飲酒は、肝機能の低下による肌ドラブルを招く原因になります。そもそも体内のアルコールは、アセトアルデヒドという毒性のある物質から、水と二酸化炭素に分解されます。しかし肝臓が疲労しているとアセトアルデヒドがそのまま体内を循環し、ニキビやニキビ跡の悪化を引き起こすことがあります。
■ビタミンB群を消費する
ビタミンB群は、糖質や脂質の代謝を促し、皮膚の健康を保つために欠かせない栄養素です。しかしお酒を飲むと、体内のアルコールを分解するために大量のビタミンB群が消費されます。その結果、肌への栄養が不足し、ニキビ跡が改善されにくくなります。
■糖質・脂質の摂り過ぎ
お酒を飲むときに糖質や脂質の多いおつまみを食べ過ぎるとニキビ跡が悪化する原因になります。糖質や脂質を摂り過ぎると皮脂が増加したり、血液がドロドロになったりする影響で、炎症や肌質の悪化を引き起こしてしまうのです。
ニキビ跡を悪化させないお酒との付き合い方
■過度の飲酒を避ける
ニキビ跡を悪化させないためには、やはりお酒の量を控えめにすることが大切です。どうしても飲みたいなら、ビールの場合グラス1~2杯程度に留めるなど節度ある飲酒を心がけましょう。
■お酒・おつまみの種類に気をつける
飲酒時には、お酒やおつまみの種類にも気をつけましょう。ビールや甘いカクテルなどにはもともと多くの糖質が含まれているため、少量で留めることが大切です。おつまみは枝豆や焼き魚、海藻サラダなど、低糖質・低脂質物を選ぶようにしましょう。
■ビタミンB群を積極的に摂る
お酒を飲むときは、アルコール分解のために消費されるビタミンB群をあらかじめ多く摂取しておくことをオススメします。ビタミンB群は、納豆、レバー、かつおなどに多く含まれていますが、食品から摂るのが難しい場合は、サプリメントを利用すると良いでしょう。
飲酒後にニキビ跡が悪化したら、かえってストレスが溜まってしまいますよね。そのようなリスクを避けるためにお酒と上手に付き合っていきましょう。