凸凹とした肉割れはなぜ起こる?その原因と予防方法をチェック
公開日:2018/08/16 / 最終更新日:2018/08/16
皮膚が急激に引き伸ばされてしまうと肉割れが起きてしまうことがあります。
肉割れとは、皮膚が大きく伸びるのに対し皮下組織が追い付かず引き裂かれてしまった状態のこと。赤黒い傷のようなものができ、女性にとって大きな悩みになります。
特に急に太ってしまった場合や妊娠によってお腹の皮膚が引き伸ばされてしまったときには肉割れが進行しやすくなるので十分な注意が必要です。
そこで今回は、肉割れが起きるメカニズムや肉割れを未然に防ぐ方法についてチェックしてみましょう。
肉割れは肌の内側で起こっている
皮膚は外側の表皮とその下のシンピや皮下組織といった双で成り立っています。
表皮は繊維が柔らかいためある程度伸び縮みするのですが、真皮や皮下組織にはあまり柔軟性がありません。そのため急激な体型変化が起きると真皮や皮下組織には裂け目が生じてしまうのです。
真皮層や皮下組織が裂けても表皮に傷はほとんど生じません。しかし、薄い表皮には皮膚の内側の毛細血管が透けやすく、赤黒い線のような裂け目が目立ってしまうのです。
肉割れができやすい体のパーツとは
肉割れはお尻や腰回り、背中やお腹といった部位にできやすいもの。またふくらはぎや太もも、ひざの裏といった足のパーツに肉割れが生じることもあります。
背中やお尻といったパーツは目が届きにくいため、いつの間にかできてしまっていた肉割れが気づかぬうちにどんどん悪化するケースもあります。た妊娠したときはお腹とともに胸も大きくなりますが、胸にも肉割れができることがあります。
肌が乾燥していると肉割れが起きやすい?
肉割れは体重増加や妊娠によって皮膚が短時間で急激に伸ばされたときに起こりやすくなります。ほかに成長期に急に背が伸びたり一気にバストが大きくなったりしたことで肉割れが起きるケースもあります。
乾燥した肌には特に肉割れが生じやすくなるので気をつけたいですね。乾燥は肌から柔軟性を奪い皮膚を固くしてしまうため、少しの体型変化であっても肌に裂け目ができやすいのです。また、冷え症や血流の悪さで皮膚が固くなり、肉割れが起きてしまうこともあります。
肉割れを未然に防ぐためのポイント
ひとたび皮膚に凸凹とした肉割れができてしまうと改善するのは難しくなります。肉割れ防止のために普段から体重管理をきちんと行い、皮膚の急激な伸びを防ぐようにしましょう。暴飲暴食を避けて適度に体を動かすよう心がけることが体重増加を防ぐためのポイントです。
肌の乾燥や血行不良を改善することも肉割れ防止対策として有効です。クリームなどを使って十分に保湿したり、温かい湯船に浸かって血流を促進したりするのがオススメです。
肉割れは、皮膚が短期間で急速に引き伸ばされることによって起こります。肌に凸凹とした肉割れがあると露出の多い服装をしたりプールや温泉に出かけたりするのもためらわれますよね。肉割れは一度できてしまうと改善しにくいため未然に防ぐことがなによりも大切なのです。