なぜ存在しているの?意外と知らない「毛穴」の3つの役割とは
公開日:2018/06/14 / 最終更新日:2018/06/14
女性なら誰しも凸凹のない毛穴レスに憧れるもの。
「毛穴なんて最初からなければいいのに!」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、毛穴は肌だけでなく体の健康を守るためにも必要不可欠な存在です。
そもそも毛穴にはどのような役割があるのか改めてチェックしてみましょう。
意外と知らない!毛穴の役割とは?
・皮脂を分泌し、肌のバリア機能を保つ
毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺が存在しています。
皮脂というと「ニキビや毛穴の開きの原因になる悪者」というイメージがありますが、実はそんなことはありません。
皮脂は汗と混じることで天然のクリームになり、外部刺激から肌を守るバリア機能を保ってくれているのです。実際に皮脂量が多いTゾーンは乾燥しにくく、バリア機能もしっかり働いています。対して毛穴の少ない目の周りは乾燥しやすくバリア機能も低いので、保湿をしっかり行うなどのケアが必要です。
しかし逆に皮脂の分泌量が多過ぎるとニキビや脂漏性皮膚炎などを引き起こすことがあります。皮脂の量は基本的にホルモンバランスや食生活によって左右されるので、皮脂トラブルに悩まされている場合は、生活習慣や食事を見直すことが大切です。
・体温を調節する
寒い時は自然と鳥肌がたちますよね。これは毛穴の体温調節機能が働いている証拠です。気温が低い時は毛穴をキュッと閉じて、体温が逃げるのを防いでくれるのです。ちなみにこのような働きは、自律神経によって行われています。毛穴の奥にある立毛筋という筋肉が、無意識のうちに収縮し、毛穴を閉じたり開いたりしてくれているのです。
なお、不規則な生活やストレスなどで自律神経が乱れていると体温調整を上手くできなくなることがあります。
・フェロモンを分泌する
毛穴には皮脂腺だけでなく、アポクリン汗腺という老廃物を排出する汗腺があります。アポクリン汗腺というとワキガの原因になることで有名ですが、実は分泌物にはもともと臭いがありません。空気に触れて酸化し、肌の表面にいる常在菌によって分解されるとワキガの臭いの原因になるのです。
なお、このsポクリン汗腺からでる分泌物にはフェロモン作用があるといわれています。適度な匂いであれば異性を惹きつける手助けになることもあるのです。
以上、意外と知られていない毛穴の役割についてご紹介しました。
「毛穴にこんな役割があったなんて!」と驚いた方も多いはずです。これからは毛穴を悪者扱いせずに正しいスキンケアや生活習慣で健康的な毛穴に育てていきましょう。