ニキビ跡は紫外線を浴びることで色素沈着するって本当!?
公開日:2018/03/03 / 最終更新日:2018/03/03
ニキビ跡に紫外線は天敵だということをご存知ですか?紫外線はシミやそばかすの原因になるだけではありません。紫外線をたくさん浴びることでニキビ跡の黒ずみや赤みの色素沈着が起こり、濃いシミのようになってしまうことがあるのです。
今回は、そんあニキビ跡と紫外線の関係を探り、ニキビ跡を悪化させないための対策をご紹介します。
なぜ、ニキビ跡は紫外線で濃くなってしまうのか
そもそもニキビ跡とは、ニキビによる炎症で周辺の肌組織が損傷してしまい、傷やシミとなって残った状態のことをいいます。
肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりする一般的な日焼けは、通常のターンオーバーでメラニン色素が排出されていくのに対し、ニキビ跡は肌組織が損傷しているのでターンオーバーが乱れてしまい、メラニン色素が排出されにくいのです。その残ったメラニン色素が紫外線をどんどん吸収していくと、ニキビ跡が濃いシミのようになってしまうことがあります。
では、ニキビ跡を悪化させないためにはどうしたらよいのか、対策を見ていきましょう。
■低刺激の日焼け止めで紫外線から肌を守る
紫外線対策の代表ともいえる日焼け止め。手軽に購入できるだけでなく、帽子や日傘だけでは防ぎきれない地面からの照り返しを防ぐというメリットがあります。しかし、種類が多過ぎてどれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
日焼けを感じるまでの時間を表すSPFや肌が黒くなるのをどれだけ防げるかを表すPAの値が高いものほど効果が高いと思いがちですが、その分肌への負担も大きくなります。
SPF1=約20分間なので、日常生活であればSPF10やPA++程度でも紫外線から肌を守るには十分です。
また、ニキビ跡が悪化しないよう、肌への負担が少ないノンケミカルを使いましょう。
■基礎化粧品で美白のお手入れを
日焼け止め同様、美白の基礎化粧品も種類が豊富で選択に迷ってしまいますよね。様々な種類がある中でも「ビタミンC誘導体」が配合されているものがオススメです。
透明感のある肌をキープするうえでは欠かせないビタミンCは本来、不安定で壊れやすいという弱点があります。しかし、この成分はビタミンCを安定させ、肌への浸透しやすいように改善された優秀な成分です。
現状を悪化させないためにも、ずっと使い続けることが大切ですね。
予防していてもニキビ跡が濃くなってしまった場合は、専門医の手によって肌質・症状に合った治療を施してもらう選択もあります。基礎化粧品で自然治癒の力を引き出すためには、結構な時間を要します。自然に薄くなるのを待っているうちに新たなニキビ跡が生じてしまう可能性があるので、短時間でケアするというのも重要なポイントですね。