ごぼうは料理のわき役として使われることが多いため地味なイメージがありますが、中国では漢方として用いられるくらいすごいパワーが秘められています。食物繊維を豊富に含み、様々な美容や健康に効果が期待できる食材です。
今回はごぼうの食物繊維の効能やごぼうを使ったレシピをご紹介します。

ごぼうの食物繊維

食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があります。ごぼうは単に食物繊維が豊富なだけでなく、数ある食材の中でもこの水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく含んでいる食材です。

ごぼうの食物繊維でこんなに嬉しいことが！

ごぼうに含まれる水溶性食物繊維のイヌリンは、体内に溜まった水分や老廃物を体外へ排出するのを助けます。この働きはむくみ解消や便秘の解消に効果が期待でき、肌荒れやくすみなどの肌トラブル解消にもつながります。
また、不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸って膨らみ、満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぎますから、ダイエットに役立ちます。

■食物繊維意外にも様々な栄養効果が
ごぼうに含まれるアルギニンは、アミノ酸の一種で血管を広げ血流を良くするため、動脈硬化や脳梗塞など生活習慣病の予防に効果的です。また、成長ホルモンの分泌促進やコラーゲンの生成促進など働きもあり、美容効果や疲労回復を助けます。

ごぼうを使ったお手軽レシピ

■ごぼうサラダ
＜材料＞　2人前
ごぼう　　　　1/2本
ニンジン　　　1/2本
ほうれん草　　2束
マヨネーズ　　大さじ3
麺つゆ　　　 大さじ1

＜作り方＞
1.　ごぼう、ニンジンは細切りにして茹でる
2.　ほうれん草を茹でた後軽くしぼり、3ｃｍ程に切る
3.　1と2をすべてボールに入れ、マヨネーズと麺つゆを加えてよく混ぜる

■ごぼうと牛肉の甘辛炒め
＜材料＞　　約2人前
ごぼう　　　　　50ｇ
牛肉（細ぎれ）　100ｇ
酒　　　　　　小さじ1
砂糖　　　　　小さじ2
しょうゆ　　　　大さじ1
サラダ油　　　　少々

＜作り方＞
1.　ごぼうを斜め薄切りにする
2.　牛肉を幅3～4ｃｍに切る
3.　フライパンにサラダ油とごぼうを入れて中火で2～3分炒め、牛肉を加えてさらに炒める
4.　酒、砂糖、しょうゆを加えて牛肉に火が通るまで炒め、汁気が少なくなったら完成。

■ごぼうスープ
＜材料＞　　約2～3人前
ごぼう　　　　　 1/2本
玉ねぎ　　　　　1/2個
牛乳　　　　　　20ｃｃ
コンソメキューブ　1/2個
塩コショウ　　　　少々
水　　　　　　　300ｃｃ

＜作り方＞
1.　ごぼうは薄くささがき、玉ねぎは薄切りにする
2.　フライパンに油を入れて熱し、玉ねぎを炒める
3.　2にごぼうを入れ、水・コンソメ・塩コショウを加え、ごぼうが柔らかくなるまで煮る
4.　3.の具材に火が通り、煮えたら一度冷ます
5.　冷めたらミキサーにかけ、もう一度鍋に戻し温めて牛乳を加える
6.　味が薄い場合は、塩コショウを入れて調整する

食物繊維以外にも栄養価が高く、健康や美容にも効果が期待できるごぼう。副菜だけでなく、主菜やスープでも活躍してくれるため、調理の幅が広い食材といえます。是非ごぼうを毎日の食卓にとり入れてみてはいかがでしょうか。