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鼻づまりスッキリ!鼻うがいの効果と正しい方法

公開日:2017/08/18 / 最終更新日:2017/08/18

城野 親徳城野 親徳総院長

鼻うがいとは、専用の洗浄液や生理食塩水を鼻の中に入れて、花粉やほこりなどを取り除く行為のこと。様々な効果やメリットがあるということで、TV番組などのメディアでも取り上げられています。では、鼻うがいには具体的にどのような効果があるのか、安全な方法とあわせてご紹介します。

鼻うがいの効果とは?  

鼻うがいでは、下記のような効果を得ることができます。  

・鼻づまり解消・花粉症対策・蓄膿症の緩和や予防・風邪予防  
鼻内部の物質やウィルスを早めに取り除くことで、鼻の不快症状を緩和させる効果が期待できます。また、鼻内部の炎症も鎮められるため、鼻炎の改善にも効果があると考えられているのです。ただし、間違った方法で鼻うがいをすると痛みや症状の悪化を招いてしまう可能性もあるため注意が必要です。 鼻うがいをするときには、以下のような方法で正しく慎重に行いましょう。

鼻うがいの正しい方法を学んでおこう

STEP1.専用の洗浄液や生理食塩水を用意する  
真水で鼻うがいをすると、浸透圧の違いによって痛みを感じることがあるため、必ず鼻うがい専用の洗浄液や生理食塩水を用意しましょう。洗浄液や生理食塩水はドラックストアなどで売られています。専用の洗浄液であれば、洗浄容器がついているものも多いので、初心者の方に最適です。なお、生理食塩水は下記のような方法で作ることができます。 <生理食塩水の作り方> ①一度沸騰させた水を冷まして、ぬるま湯を作る ②人肌程度のぬるま湯1Lに対して、食塩を9g入れる ③よくかき混ぜて、塩がすべて溶けきったら生理食塩水の完成  ※生理食塩水は日持ちしないため、その場で使い切りましょう。  

STEP2. 鼻の穴に洗浄液や生理食塩水を入れる  
いよいよ鼻の穴に洗浄液や生理食塩水を入れていきます。入れる方法は以下の2パターンあります。 ・市販の洗浄容器で入れる ……製品の注意書きをよく読み、指示通りに使用しましょう。 ・洗面器から入れる………………洗面器に生理食塩水を入れ、片方の鼻の穴を指で押さえながら、ゆっくり吸い込みます。  

STEP3. 洗浄液や生理食塩水を出す  
鼻うがいになれていない初心者の方は、吸った鼻の穴からそのまま液を出しましょう。慣れている上級者の方は、吸った後に少し上を向き、液を口から吐き出しましょう。

STEP4. 3~5回繰り返す  
上記の鼻うがいを3~5回繰り返します。片方の鼻の穴が済んだらもう片方も同じように繰り返しましょう。  

STEP5. ゆっくり鼻をかむ  
鼻うがいが終わったら、少し時間をおいてから、ゆっくりと鼻をかんで残っている液を出します。  

鼻うがいをするときの注意点はある?

・液を飲み込まない
鼻うがい中に液を飲み込むと、耳の方へ水がいって中耳炎の原因になってしまいます。誤って液を飲み込まないように注意しましょう。

・鼻をかむときはゆっくりと片方ずつ
勢いよく鼻をかむと、鼻の粘膜が炎症を起こしてしまう可能性があります。鼻をかむときには、ゆっくりと片方ずつかむようにしましょう。  

・1日1回以上やらない
鼻うがいを1日何度も行うと、鼻の粘膜を傷めてしまいます。1日1回以上はやらないようにしましょう。    

鼻うがいをすると爽快感があってスッキリしますが、鼻うがいをしていて違和感があった場合はすぐに中止し、早めに耳鼻科で相談してください。    

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

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