血の「汚れ」が薄毛を招く!?血液をサラサラにして髪を健康に!
公開日:2017/05/21 / 最終更新日:2017/05/21
私たちの体内を流れ、酸素や栄養を隅々に運んでくれている「血液」。そんな血液が汚れると薄毛になりやすくなるってご存知でしたか?
そもそも血液が汚れるとはどういうことなのか、薄毛との関係性や対策方法とあわせてご紹介します。
血の汚れと薄毛の関係性とは
「血が汚れる」とは、血液がドロドロになって流れにくくなった状態のこと。
このような状態は、中国医学用語で「瘀血(おけつ)」と呼ばれ、様々な体の不調を招く原因だとされています。
髪が衰え、抜け落ちたり育たなくなったりする薄毛も、瘀血によって起こる不調のひとつ。
サラサラと流れるはずの血液がスムーズに流れなくなることで、本来は血液によって運ばれるはずだった栄養素や酸素が、髪を育てるための細胞に行き渡らなくなってしまうのです。するといくらヘアケアに気を配っていても、髪や頭皮の健康は損なわれていく一方。健康な髪を育てるためには、ヘアケアとあわせて血流を改善することも大切になります。
覚えておきたい「瘀血」の対策方法
・ストレスを溜めない
ストレスは、血液を汚れさせる大きな要因の一つだとされています。ストレスによって自律神経やホルモンバランスが崩れると、血圧や血中脂質が上昇してしまうため瘀血を招いてしまうのです。
できるだけストレスになることから身を離し、運動や興味などに打ち込みことで適度に発散していきましょう。
・体を冷やさない
体が冷えると血液の巡りが悪くなり、瘀血が進行してしまいます。
冷たい飲み物・食べ物の摂り過ぎは避け、温かい食べ物や飲み物で体の内側を温めてあげましょう。また冷房のきいた部屋で過ごす際は、レッグウォーマーや腹巻といった防寒対策を行うことも大切です。
半身浴や運動を毎日の習慣にし、血液のめぐりを促して瘀血を予防していきましょう。
・便秘を防ぐ
便秘が続くと腸内で悪玉菌が増殖して有害物質を発生させてしまいます。腸内で発生する有害物質は、血液を汚す原因です。
瘀血が薄毛を招くのはもちろん、腸内環境の悪化は肌荒れやニキビも引き起こしてしまう美容の大敵。食物繊維・乳酸菌を含む食品をとったり、ウォーキングや腹筋運動などで腸を刺激したりして、便秘の予防や解消に努めることが大切です。
・血液をサラサラにする食品を
納豆・青魚・野菜・酢・キノコ類など、血液をサラサラにする働きのある野菜は、瘀血の予防に欠かせません。また、鉄分やアミノ酸の多い食品も血液の質を改善してくれるため、抜け毛の予防に役立ちます。上記の食材に合わせて、レバーや大豆、卵などをバランス良く食事に取り入れましょう。
薄毛を防ぐためには頭皮だけでなく、体内もケアすることが大切です。
血液の汚れ「瘀血」は、健康・美容に悪影響を与える元凶のひとつ。血液の汚れを取り除き、流れをスムーズにすることで、健康で美しい髪を育てていきましょう。