カフェインの過剰摂取は肌トラブルの元になる?!
公開日:2017/04/29 / 最終更新日:2017/04/29
朝の目覚めを良くするために、朝食のおともはコーヒーにしているという方は多いもの。仕事中の集中力を高めたり、眠気に抗ったりするために飲んでいるという方もいるかもしれません。
コーヒーの覚醒作用を引き起こす成分と言えば「カフェイン」です。
カフェインはコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶、ココアやチョコレートなどのカカオ食品、コーラや栄養ドリンクぬも含まれているため、日常的に摂取する機会の多い成分。
しかし、あまりにもカフェインを摂取しすぎると、ニキビや肌荒れと言った肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるのです。
今回はカフェインが肌に与える影響と、肌トラブルを予防するための飲み方をご紹介します。
カフェインが肌荒れを招く理由
カフェインに脳を覚醒させる作用があるのは広く知られていますが、それ以外にも身体に様々な作用を及ぼします。カフェインが及ぼす作用と肌荒れとの関係を詳しくみてみましょう。
・覚醒作用
カフェインには、「アデノシン」という眠気を招く物質をブロックする働きがあります。そのため眠気がとれて頭がすっきりとするのです。
しかし、カフェインを過剰に摂取すると夜間の睡眠の質が悪くなってしまいます。睡眠の質が落ちれば肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れを招いてしまうことに。
・利尿作用
カフェインの利尿作用によってトイレの回数が増えると、水溶性のビタミンやミネラルが尿と一緒に排出されてしまいます。肌の健康に欠かせないビタミンやミネラルが不足することで、ニキビや肌荒れなどのトラブルも起こりやすくなってしまうのです。
・胃酸の分泌促進
カフェインには胃酸の分泌を促進する作用があるため、空腹時の摂取は控えた方が無難です。空腹時に胃酸が大量に分泌されれば、胃の粘膜がダメージを受けてしまいます。
胃をはじめとする消化器官の調子は、肌の健康に大きな影響を与えるため、胃の環境が悪化することで、肌の調子も悪くなってしまうのです。
カフェインによる肌トラブルを防ぐには
カフェインと肌トラブルの関係をご紹介しましたが、カフェインは肌に悪影響を及ぼすだけではありません。末梢の血管を拡張することで代謝を促進する効果や、利尿作用によるデトックス効果も期待できます。
1日の健康的なカフェインの摂取量は、200~300㎎程度。コーヒーなら1日に1~2杯程度を目安にして飲むようにしましょう。
まらデメリットをカバーするため、「睡眠の質を悪くしないよう夕方以降の摂取は控える」「空腹時の摂取は避ける」といった工夫をすることも大切です。
カフェインには肌荒れの原因となる作用があるものの、健康に良い効果があるのも事実。適量を摂取することがポイントです。依存性もあるため、コーヒーやチョコレートといったカフェインを含むものを食べるときは、過剰摂取に気をつけるようにしてください。