その食欲はウソ?ダイエットを邪魔する「偽食欲」とは?
公開日:2016/10/21 / 最終更新日:2016/10/21
ダイエットの成果を出すためには「日々の食事」も大きなポイントになりますよね。
いざ痩せようと意気込んでも、生理周期やストレスなども関わる食欲をコントロールするのは簡単なことではありません。しかし、多くの女性を悩ませる「食欲」は、本能的に食事を求めているものだけではなく、「ニセモノ」の食欲もまぎれていることがあるとご存知ですか?
今回は、ダイエットを成功させるために覚えておきたい「偽食欲」の原因や対処法を紹介します。
「つい食べちゃう」は偽食欲のサイン?
「周りが食べているから」「つい口寂しくて」「暇になるとお腹が空く」という理由で、ついつい食べ物にてが伸びてしまうことはありませんか?
たいしてお腹が減っているわけでもないに、いつも食事に時間になったり美味しそうな食べ物のニオイを嗅ぐと食欲がわいてくるという方も多いでしょう。実はこれが「偽食欲」と呼ばれる食欲です。
「人間の本能だ」と考えていた人も多いかもしれませんが、それは間違っている場合があるのです。
偽食欲は血糖値やホルモンバランスが関係している
では、なぜ偽食欲という状態が起こるのでしょう?
その原因のひとつは、血糖値が関係しています。炭水化物中心の食事をすると、血糖値は急に上昇し、一定時間が経過すると血糖値は元に戻ろうと急激に下がります。これが、空腹感に似たような感覚を起こして「お腹が空いている」と錯覚してしまうのです。
そしてもう一つはホルモンバランスの乱れです。
不規則な生活が続くとホルモンバランスが乱れ、偽の空腹感を感じやすくなるといわれています。そしてもう一つ、視覚や嗅覚によって偽食欲を感じることもあります。
おいしそうな匂いや見た目で記憶が呼び起こされ、お腹が空いていなくても「おいしそう!」と感じてついうち手が伸びてしまうこともあるのです。
まずは食生活を見直そう!
偽食欲を改善していくには、まずは食生活を見直すことが大切です。
パンとコーヒーだけ、おにぎりやうどんだけ、といったように炭水化物が中心のメニューでは偽食欲が起こりやすくなります。バランスのいい食生活を心がけ、血糖値が穏やかに上昇するようにすることがポイントです。
偽食欲だとわかっていても、イライラしたり何かを口にしないと気が済まないというときは、お茶を飲んで紛らわせたり、シュガーレスのガムやキャンディーを口にしましょう。何か食べたいなと思っても、我慢できそうなら30分くらいはそのまま何も食べずに過ごしてみてください。sる程度時間が経過した時点で、糖質不足となり空腹を感じ始めます。本当の食欲が現れた時の食事をすることで太りやすい体つくりにも役立ちます。
また食事はよく噛んで食べること。野菜中心のメニューにするなど、ダイエットに有効な工夫をすることも大きなポイントです。
本来であれば、必要のない栄養分をとってしまう「偽食欲」は、ダイエットを成功から遠ざける行為です。必要な栄養だけ摂取し、健康に痩せるためにも自分の食欲が正しいものなのかを見極めてから食事しましょう。