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正しい認識を!日焼け止めのSPFの正しい意味

公開日:2016/05/13 / 最終更新日:2016/05/13

城野 親徳城野 親徳総院長

日差しが強くなりはじめると、日焼けを防ぐために日焼け止めを使用する女性が多いです。皆さんは、日焼け止めを選ぶ際にどのようなことを基準にしていますか?
「SPF数値の高いもの」と考える人も多いでしょう。しかしその考えが必ずしも正解とはいえません。このSPFを正しく知って上手に日焼け止めを使用しましょう!

SPFってなに?

「そもそもSPFってどういうものなのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。SPFとは、「サンプロテクションファクター」の頭文字をとったもので、紫外線を予防し、肌が黒くなることを防ぐ効果があります。そしてSPFの数値は紫外線をどのくらいの時間防いでくれるのか表しています。
SPF1では、何もつけていない状態と比べて20分ほど日焼けを遅らせることができるという意味があります。つまりSPF30なら30×20分=600分ということになります。

数値が高ければ良いわけではない

「数値が高い方が長い時間日焼けを予防してくれるから良いのでは?」と感じるかもしれません。
しかし数値が高ければ良いというわけではありません。たとえばSPF50の場合、50×20分で1000分ということになります。これは16時間以上になるので、実質ここまでの時間予防する必要はないかもしれません。「数値が高い」=「長い時間予防してくれる」ということなので、「紫外線をより予防してくれる」というワケではありません。勘違いしやすい点ですので、しっかりと認識をしておきましょう。

数値よりもこまめに塗りなおす方が予防に

海や山など、長時間外にいるようなレジャーなどに出かける場合は、SPFの数値が高いものを選んだ方がよい場合もありますが、日常で使用する際には、SPF20~30ほどのものをこまめに塗りなおす方が効果的です。
一般的に日焼け止めは、1平方メートル当たり2mg程度の量を塗ることが推奨されています。
これは結構な量になり、SPFが高いほどこってりとしたテクスチャーのものが多いです。そのため、SPFが低めのものでさらっとしたテクスチャーのものを適した量で使用することが好ましいといえます。

また、「数値が高いから長時間練り直さないで良い」というわけでもありません。特に夏は汗をかきやすく、汗をかけばタオルでふき取ります。そうすると日焼け止めも落ちてしまうので、こまめに塗りなおす必要があるといえるでしょう。そして、日焼けをしやすい首の後ろや鎖骨にもしっかりと塗るようにしてください。

これに加えて、帽子やサングラス、UV加工が施されている上着などを上手に活用して、紫外線から肌を守ることをオススメします。自分の肌を守れるのは自分だけ。数年後のお肌のためにも、是非正しい日焼け止めの知識や使い方をマスターしてください。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

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