椅子に座れない⁉ お尻にニキビができる原因
公開日:2016/01/21 / 最終更新日:2016/01/21
顔と違って普段見られることのないお尻ニキビ。
お尻にニキビができると痛くて椅子に座れないなど日常生活に支障をきたす場合があるため、見過ごすことはできません。
なぜお尻にニキビができてしまうのか原因を探っていきましょう。
お尻ニキビができる原因
お尻ニキビの原因は主に以下の3つです。
・蒸れ
お尻は常に下着に覆われている部分です。
下着や服に覆われたお尻は、通気性が悪くなり雑菌が繁殖しやすい状態であるといえます。汗をかくことで毛穴に皮脂や汗が詰まり、ニキビができることは珍しくないのです。生理用ナプキンを使用している女性は、ナプキンによって蒸れやすい状態となり、お尻ニキビを悪化させてしまうことも考えられるので注意が必要です。
・摩擦や刺激
ニキビは触らないことが大事だと耳にしたことがる方も多いでしょう。顔のニキビであれば触らず刺激を与えないように注意することができます。しかし、お尻の場合は違います。
常に衣類に触れている部位ですし、座っている間はお尻の皮膚に負担がかかってしまっています。また、しっかり洗い流さなかったシャンプーやリンスなどが、お尻につくことで刺激となりニキビができてしまうこともあります。
・角質化
お尻の肌は一見柔らかいように感じますが、実は日々受ける刺激によって角質は非常に厚くなっています。角質が厚くなってしまうことで、毛穴が塞がれてしまい、アクネ菌が繁殖しやすくなってしまうのです。角質が厚くなった皮膚は、乾燥することでさらに悪化することもあります。保湿をしてマッサージを行うことで、血行を良くしながら角質を柔らかくすることができます。
実はニキビではない場合も
お尻にぷっくっと腫れたニキビのようなもの。一見赤ニキビのように見えても、実は粉瘤である場合も珍しくありません。
粉瘤とは、良性の腫瘍のことで、皮膚の内側に脂や垢が溜まって塊になってしまう状態のことを指します。
ニキビと症状が似ているため、放置しがちですが、粉瘤は自然治癒することはありません。ニキビと尹流の見分け方は、同じ場所に繰り返し炎症が起こるかどうか。
粉瘤の場合は、同じ場所に何も発生するのが特徴で、毛穴が窪んだ状態になっています。慢性化すると大きく腫れたり、細菌感染を引き起こす場合もありますので、まずは専門医に相談しましょう。
気になる場合は恥ずかしがらず皮膚科へ
お尻は常に何らかの刺激を受けているため、ニキビができると治りにくく悪化してしまうこともあるので、注意が必要です。また座った拍子に潰れてしまい、跡に残りやすいのもお尻ニキビの特徴です。
通気性の良い衣類に変えたり、生活習慣を見直したりするなどのセルフケアが重要ですが、それでも完治しない場合があります。気になる場合は、恥ずかしがらず皮膚科を受診しましょう。どうしても抵抗のある方は、女性医師のいる皮膚科への受診がオススメです。