肌荒れの原因は秋の花粉症?
公開日:2015/11/12 / 最終更新日:2015/11/12
秋は春と同じように花粉が多い季節です。秋になり、くしゃみや鼻詰まりの症状が現れるなど花粉症に悩まされている人もいるでしょう。また、同じ時期に肌があれたり、かさつくなど肌トラブルを抱えていませんか?もしかしたらその肌荒れの原因は花粉症かもしれません。
ここでは秋の花粉症について紹介いたします。
花粉症の症状は鼻水だけではない
「鼻水が出ているだけ」と甘く考えていてはいけません。鼻にアレルギー症状が現れているということは、体内にはアレルギー誘発物質の「ヒスタミン」が増えている証拠です。ヒスタミンはかゆみを誘発し、それは肌の敏感になるのです。
そもそも「花粉症」とは、花粉に対するアレルギー症状で、どんな植物が原因になるのか、どんな症状がでるかは人それぞれです。鼻水や鼻づまりにくしゃみ、痰だけでなく、世間一般で聞くアレルギー症状のように、肌が赤く腫れたり、かゆみ・乾燥肌や吹き出物も花粉症が原因で起こる場合があります。
乾燥肌がアレルギー症状を悪化
乾燥肌は保湿がされず角質層のバリアが壊れている状態です。角質層のバリアは洗いすぎによって表皮が乾燥して壊れてしまいます。バリアが壊れると肌の表面を守ることができず、花粉やハウスダストなど外からの刺激が肌内部に入りこみアレルギーを悪化させてしまいます。
秋に花粉を放つ植物
秋に花粉を飛ばす植物には、ブタクサやヨモギなどのキク科、ススキなどのイネ科があります。
イネ科の植物は類が多く、花粉を飛ばす時期も違いがあるため、複数にアレルギーをもつ人は長い間花粉に悩まされることになるでしょう。
秋には花粉症になりやすい植物が多くありますが、スギやヒノキと同じように風にのって遠くまで飛散されるものはないので、植物に触れなければアレルギーの症状が悪化することはないでしょう。
秋の花粉症を和らげるには
・花粉症の原因を避ける
春の花粉症対策と同じようにマスクをつけたり、窓を閉めて花粉の侵入を防ぐようにしましょう。また花粉症の原因になる植物には近づかないように注意してください。
行動圏内のどこに花粉症を引き起こすきっかけになる植物があるのかを知っておくことも大切です。
・乾燥肌をケアする
上に述べたように、顔の洗いすぎは肌を乾燥した状態にし、バリア機能を弱らせてアレルゲンを入り込みやすくしてしまいます。このバリア機能をしっかり維持するためにも保湿することが大切です。
また顔を洗いすぎていなくても、秋冬は乾燥しがちです。普段から保湿ケアを心がけることが、花粉症や肌荒れを防ぐポイントです。
秋は、春の次に花粉が多く飛ぶ季節であると同時に、乾燥が進み肌の潤いを失いやすくなる季節です。花粉症、乾燥対策をしっかりととり、健康な肌を維持できるようにしましょう。