パソコン画面やスマートフォンの画面を長時間見ていると、目が疲れてきますよね。
これはパソコン画面やスマートフォンの画面から発せられるブルーライトが主な原因となっています。青系の色は、目にとって刺激が強く、疲れやすくさせます。
また「人間は視覚の動物」といわれているように、目から入ってくる情報が半分以上占めており、情報収集のために酷使される目は、疲労が蓄積しやすい部分なのです。
この眼精疲労が、肌に及ぼす悪影響があることをご存知でしょうか？今回は肌の眼精疲労の関係についてお話しします。

眼精疲労が肌荒れの原因になる？

目と肌の接点が無いイメージがありますが、実は眼精疲労と肌荒れには密接な関係があります。
眼精疲労になると、それを回復させるためにシステインとビタミンＢ群が消費されていくのですが、これらは健康な肌を作るためにも必要な栄養素でもあります。
眼精疲労の回復によって消費されてしまうと、健康な肌を作る分が不足して肌があれる原因となってしまうのです。
また、眼精疲労は心身にとって大きなストレスを与えるので、ホルモンバランスを乱してしまうこともあります。肌の生成は、ホルモンが行っていますから、当然このストレスも肌に現れてしまうのです。

眼精疲労をとるための簡単ケア方法

目の疲労は、肌荒れの他に頭痛や肩こり、さらには視力の低下にもつながってしまうことがあります。常に働き続けている目ですから、意識をして疲労解消のケアを行ってあげる必要があるのです。眼精疲労をとるためのエクササイズはいろいろとありますが、その中でも簡単にできて効果的なものを紹介します。

・目回し体操
①左・右・上・下、時計回り、反時計回りに眼球をゆっくりと動かします。
②目を開け閉じして、眼球周辺の筋肉を伸縮させましょう。

たったこれだけの簡単な眼球エクササイズです。
やり過ぎると文字通り目を回してしまうことがありますので、5回を目安に1日2～3回程度行うといいでしょう。また、この体操中に気持ちが悪くなる場合は、目を閉じで行っても効果が期待できます。

・目を温める
眼精疲労になると、目の周りの筋肉も緊張して硬くなっています。
またピントを調節するための筋肉も硬くなっていますので、定期的に筋肉をほぐしてあげましょう。濡れたタオルをラップなどにくるみ、電子レンジで温めた後、5分から10分程度目の上に乗せておくホットタオルケアがオススメです。眼球だけでなくまぶたなどの周辺も温めることができるので、血行がよくなり疲労が解消されやすくなります。入浴後やオフィスの休憩時間など体がリラックスしている時に行ってください。

眼精疲労に悩まされるのは、現代では仕方がないことです。
しかし、それを放っておいてはどんなにスキンケアを丁寧に行っても効果が半減してしまいます。目が疲れてきたら、紹介したエクササイズなどを行って、早いうちに疲労を回復させましょう。