夏は子供の「水イボ感染」に注意しましょう
公開日:2015/08/20 / 最終更新日:2024/04/01
特に夏の時期に子どもの間で流行しやすい感染症の1つとして「水イボ」というものがあります。水イボは危険性こそありませんが、他人に感染させてしまう恐れがあるものです。そのため子供をお持ちの親御様は、水イボの症状や感染原因、治療方法などについてぜひ知っておいてください。
水イボとは?
水イボ(正式名称「伝染性軟属腫」)は、ウィルスが皮膚に感染することでできる湿疹のことで、顔や手足などの体のあらゆる部分に発生します。特に子供の体に発生しやすく、アトピー性皮膚炎にかかっている子供の体に合併症として起こることでも知られています。
似たような症状に「水ぼうそう」がありますが、水ぼうそうは、中に水が溜まっているのに対し、水イボは中身が詰まっています。
外見を悪くしてしまうこと以外に体への悪影響はほとんどありませんが、脇の下や股などに集中して発生すると痒みが出る場合があります。
水イボの原因
伝染力はそれほど強くないものの、水イボは人から人に接触感染してしまいます。そのためプールや海水浴場などで患者の子供のイボに直接触れたり、同じタオルやビート板を使ったりすると感染してしまう可能性があります。その他、肌が接触する機会が多いレスリングなど一部のスポーツ選手の間でも感染しやすくなっています。
水イボの治療法
水イボは、6か月~2年ぐらいの間に自然治癒していくため、病院で治療が必要なものではないのですが、主な治療法としては以下のようなものがあります。
・刺抜き用ピンセットでつぶす
・電気でイボを焼く
・液体窒素でイボを凍結する
・炭酸ガスレーザーでイボを蒸散させる
美容皮膚科シロノクリニックでは、これらの中で炭酸ガスレーザーを使った治療をメインに行っております。「子供のイボの見た目が気になる」「ほかの子供にうつして迷惑をかけたくない」という親御様は、ぜひ当院での治療を検討してみてはいかがでしょうか。